大学教育・学生支援推進事業
文部科学省では、大学における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことで、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的とした事業を行っております。本学の「看護学生の適性に即した就職支援体制の構築に向けて」は、この主旨において平成21年8月に採択されました。
取組の概要
本取組は、本学在学生に対する就職支援の充実、特に看護学生の個々の適性に応じた就職支援体制づくりである。本学では、全在学生に就職説明会の実施、国家試験対策講座の開講、卒業時の学生の質を検証・確保する目的で実技演習の実施等を行っている。今日の不況下においても看護職者の就職先は多く、学生の方向性・適性等を鑑みることなく、就職情報をただ万遍なく提供するだけで、就職関連を専門に扱う部門や人員を必要とせず医療施設に就職させてきていた。今回、学部生の個々の適性に応じた就職支援体制を確立するため、就職支援を専門とする部門を確立し、看護実践科目とリンクさせ、就職説明会、国家試験対策講座、卒業前実技演習等のそれぞれの特性を活かした就職支援体制の構築化し、実習施設と共同で看護専門職者の離職率の引き下げを図ることを目的とした学生個々の適性に応じた就職支援システムの整備につなげていきたい。
取組の体制
実施主体:日本赤十字看護大学看護学部 就職支援委員会
(委員長(教授)1名、教授1名、准教授4名、講師3名)(責任者:就職支援委員長・教授 佐藤 眞)
1. 取組の趣旨・目的・達成目標
- ・取組の趣旨・目的
- 本学においては、在学生のキャリア・就職情報支援システムを構築することにより、在学生の個々の適性に応じた就職支援の充実を図り、実習施設と共同した入職後に起きるリアリティショックに伴う離職を引き下げるとともに看護実践教育に基づいた実践能力への教育力を高めることを目的としている。
- ・達成目標
- 本取組では、看護実践教育に基づく学生個々の適性に応じた就職支援という観点から、就職部門の設立、情報システムの構築、実践教育の体系づくりを柱とした就職支援体制の確立を図り、離職率を引き下げることを目標とする。
2. 取組の具体的内容・実施体制
- ・取組の具体的内容
- 本取組では、学生個々の適性に応じた就職支援という観点から、キャリア支援専門資格を持つ相談員の配置、学生の適性に応じた看護専門分野の就職説明会の実施、学外授業として本学看護師資格者の大学院生のTAによる実践演習教育の講座の開設、外部医療施設からの就職情報を学内外・随時検索できるシステムHPに掲載等で就職情報のシステム構築を図る。
- ・取組の実施体制
- 学長・学生生活委員会を中心に、全教職員及び本学実習関連医療機関にも本取組の対象を広げ、キャリア・就職支援を行なうことにより、システム構築に伴う実施可能な体制となっている。
3. 取組の評価体制・評価方法
- ・取組の評価体制
- 本取組では学生生活委員会、教務委員会の教員、就職専門の職員から構成する就職評価委員会体制を確立する。また、本学実習関連機関の実習指導者等も評価委員とする。さらに学生からは各支援状況について随時アンケート調査を実施する。また、本学授業評価システムを活かした就職支援評価システム体制を構築する。
- ・達成目標に対する達成度についての指標
- 本取組を行うことにより、在学生と外部医療施設がシステム構築を図ることができ、評価体制に実習関連機関の臨床指導者が外部委員として参加することにより、本学と実習関連機関の情報交換の場となり、学生⇔本学⇔就職機関の関係ができあがり、看護専門職者の入職後に起きるリアリティショックに伴う離職率を引き下げることが期待できる。
4. 取組の実施計画
- ・実施計画
- 本取組では、就職支援構築の効果を実証するために就職情報システムの導入、実技演習教育の教材整備を図り、国家試験模擬試験用のe-learningシステムの導入、従来から実施している就職説明会と学生の希望に応じた看護専門領域での就職説明会の実施等から就職支援の検証を行い、システム構築の達成を目指す。
