卒業生

在学生・卒業生の声

本学で学んだ個別性を生かした看護を実践できる場

2007年度卒業生 吉川 あすみ さん

学部卒業後、当大学の実習施設である赤十字系列の病院の内科病棟に勤めて8年目になります。プリセプターやエルダー(プリセプターのフォロー)を経て、現在は病棟で学生指導を行っています。実習初日は、学生は初めてのこと、わからないことだらけで不安そうな顔をしていますが、患者さんとの関係を築き、知識・技術を習得していくことで、実習後半では活発な意見交換が行われます。短期間での学生の成長を目の当たりにし、素直な学生の意見を聞くことで、私自身の新鮮な気持ちを思い出させてくれています。また、実際に指導をした学生が新人として同じ病棟に配属され、同僚として成長し働いている姿を見ると、とてもうれしく思います。

私の働いている病棟は糖尿病や慢性腎不全の方が多く、患者さん自身が食事療法や医療器具を使用して自己管理をしていくことが重要であり、患者さんが退院してから安定して過ごせるように指導を行う必要があります。私は5年目で糖尿病療養指導士という資格を取得し、院内の糖尿病ケアチームとして糖尿病教室の開催や看護外来でも働いています。「月に一度あなたと話すために受診に来ている」と話してくれる患者さんもいて、本学で学んだ個別性を生かした看護を実践できる場であると感じています。