日本赤十字看護大学/大学・大学院案内2024
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25本学の理念である「看護を通して人道の実現に向けて努力する人材を育成する」ために、幅広く豊かな人間性を育むようなカリキュラムを準備しています。人間や社会、健康を理解しコミュニケーションの基盤となる言葉や情報を学ぶ科目は、看護の基礎となる科目であり、看護を幅広く発展させるための科目でもあります。したがって、それらの科目は1・2年次だけでなく、3・4年次まで学べるように配当しています。看護専門科目では、すべての看護学に共通する知識・技術を実践的に学ぶ基盤臨床看護論、人間の成長発達を基盤にした生涯発達看護学やメンタルヘルスに関する看護を学ぶ精神保健看護学、在宅や地域など多様な場での支援を学ぶ地域・在宅看護学、よい看護を提供するための人材育成や仕組みを考える看護管理学・看護教育学、より専門的な看護を学ぶ応用看護学など、幅広い専門分野の授業が準備されています。さらに国際・災害看護学関連の科目が多く、スウェーデン、スイス、タイなど多くの国と提携し、WEB交流会も含めて、様々な国際交流の機会を設けているのも特徴です。看護学実習では赤十字関連の施設を中心に充実した臨地実習体制や学習環境を整えています。また、1年次からの実習によって、実習での学び方を段階的に身につけることができ、看護学への学習意欲を高めることができます。長年の連携協力体制のおかげで、コロナ禍にあっても臨地実習を受け入れていただき、さらに、オンラインでも臨地の指導者から助言をいただくなど臨場感のある実習を行うことができています。授業では自分で調べ、グループワークをし、プレゼンテーションや意見交換をしたり、実際の活動に参加したりするアクティブ・ラーニングを取り入れています。また学習管理システムやオンライン会議システムの導入により、さらに多様な学習の機会を提供できるようになりました。そこでは、自分と相手の気持ちを感じ理解すること、自分の考えを整理し表現すること、他者と協力して新しい方法を生み出し実行していくことなどを大事にしています。これらを通して、卒業までにディプロマ・ポリシーに示す8つの力を身につけ、将来的に看護専門職として活躍できる人材育成を目指しています。夢の実現に向けて、本学で知的で実践的な刺激を受けながら、共に学んでいきましょう。学部長佐々木幾美 教授人道の実現に向け、幅広く豊かな人間性を育む看護学部学部長メッセージ

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