日本赤十字看護大学/大学・大学院案内2024
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39●修士課程 広い視野に立って深い学識を教授し、人間性を涵養するとともに、看護学における研究能力又は高度な専門性を必要とする看護職者としての高い能力を培うことを目的とします。●博士後期課程 看護学研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するために必要な高度の研究能力およびその基礎となる幅広く豊かな学識を養うことを目的とします。●5年一貫制博士課程※ 看護学を基盤として、他の関連諸学問と相互に関連・連携しつつ、学術の理論および応用について産官学を視野に入れた研究を行い、特に災害看護に関してその深奥を極め、人々の健康社会の構築と安全・安心・自立に寄与することを目的とします。本学大学院は、この2023年春に開設30周年を迎えました。本学では、大学院生一人ひとりの興味や関心に応じて学びを深められるように、多彩な専攻や領域などを用意しています。修士課程には、看護学専攻と国際保健助産学専攻の2つの専攻があります。看護学専攻には、10の専門領域があり、その中に、高度実践看護教育課程の専門看護師コースが8分野あります。国際保健助産学専攻には、「研究コース」と「実践コース」とがあります。博士後期課程では、看護学研究者として自立して研究活動を行うことができる、高度な研究能力と、その基礎となる幅広く豊かな学識を養うことができるような科目を準備しています。また、日本赤十字看護大学を含む5つの国公私立大学による、大学院博士課程「共同災害看護学専攻」も有しています。本学の大学院の特徴のひとつに、赤十字の理念である人道に基づき、「学生のみなさん、一人ひとりを大切にする」ということがあります。大学院生一人ひとりの関心や課題を大切にして、それぞれの能力を高められるように、多彩な教授陣がみなさんの学修をサポートします。2つ目の特徴として、実践と研究のつながりを大切にするということがあります。実践から生まれるリサーチクエスチョンを大切にすると同時に、研究成果を実践に生かせるようにしています。大学院生のみなさんと、実践に根差し実践に生かせる新たな知を探求していきたいと考えます。また、本学大学院は、蔵書数の多い図書館を有し、学習しやすい環境を整えています。大学院生室は大きなひとつのフロアになっていて、領域を超えて院生同士が学びあうことができます。生涯にわたり、ともに成長しあえる仲間に出会うチャンスがあります。本学の大学院教育を受けた人たちの多くが、それぞれの専門領域で、チェンジ・エージェントとして活躍しています。今後、さらに、本学の大学院から看護界を牽引する人材を輩出できるよう、さまざまなことに取り組んでいきたいと思います。本学の大学院生のみなさんとご一緒に、新たな看護の知の創造にチャレンジできることを楽しみにしています。2023年度は、大学院30周年記念事業として、大学院修了生による「おたよりリレー」や「シンポジウム」をはじめとするさまざまな企画を予定しています。ぜひご参加いただき、本学大学院の魅力を直に感じとっていただければと思います。●修士課程 幅広い視点で看護の現象を捉え、人々の尊厳と権利を尊重した高い倫理観とともに、高度な看護実践能力や基礎的研究能力のもと、様々な課題を探究することで看護学の発展と人々の健康に貢献できる看護専門職を育成します。●博士後期課程 看護学における深い学識や高度な実践能力とともに、卓越した専門性と倫理観に基づき人々の健康に貢献しうる研究を自立して行う能力をもち、国際的・学際的に看護学の発展に寄与できる看護専門職を育成します。●5年一貫制博士課程※ 求められている災害看護に関する多くの課題に的確に対応し解決できる、学際的・国際的指導力を発揮するグローバルリーダーとして高度な実践能力を有した災害看護実践者並びに災害看護教育・研究者を養成することを目標とします。※2021年度より募集停止研究科長本庄恵子 教授教育目的教育理念人々の尊厳と権利を守り、看護を通して赤十字の理念である「人道(Humanity)」の実現にむけて努力する人間を育てます。教育目標研究科長メッセージ実践と研究をつなぐ -そして新たな看護の知へ-日本赤十字看護大学大学院看護学研究科

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