日本赤十字看護大学/大学・大学院案内2024
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48日本学術振興会 科学研究費助成事業(新規採択率 54% )科学研究費補助金 基盤研究(B)学術研究助成基金助成金 基盤研究(C)日本学術振興会の科学研究費助成事業は、基礎から応用までのあらゆる独創性・先駆的な「学術研究」を対象に、厳正な審査を経て助成されています。科学技術振興機構の未来社会創造事業は、経済・社会的にインパクトのある目標を定め、基礎研究段階から実用化が可能かどうか見極められる段階(概念実証:POC)に至るまでの研究開発を対象に、厳正な審査を経て助成されています。循環器疾患の一次、二次、三次予防に関する研究と看護専門職の実践能力やその育成について主に取り組んでおります。現在は、新型コロナウイルス感染症拡大後の社会生活やそのシステムが激変した中で、心血管疾患患者を一人の生活者として捉え、新型コロナウイルス感染症拡大後に生じた疾患管理の困りごとや変わったこと等の実際を明らかにすることで、with コロナ社会でのより良い疾患管理支援や看護についての示唆を得られればと思っております。新生児行動観察を用いた親子関係支援に関するアジア・太平洋地域のネットワーク構築認知障害のある高齢者に関わる看護師の倫理的な苦悩への教育支援プログラムの開発中小規模事業場におけるメンタルヘルス一次予防遠隔支援プログラム開発と効果検証研究訪問看護事業所の災害時BCP・BCM(事業継続計画/管理)の教育プログラム開発アジアの日本人学校に通う海外子女の現地理解とポストコロナ時代の海外子女教育の展望看護実践の基盤となる知のパターンと開発プロセスに関する研究呼吸器疾患患者の病期移行に合わせたACPをプロセスとして支援する看護モデルの構築ICTを活用した妊娠期の母乳育児支援プログラムの開発と効果の検証妊婦の睡眠障害に対する『簡易版digital CBTI』の開発と評価保健医療現場の動的な日常における患者の転倒転落を回避するレジリエントな実践の解明Withコロナ社会における心血管疾患患者の疾患管理行動再構築支援ツールの開発精神障害当事者のリカバリー体験への理解を可能にする共同創造型学習プログラムの開発都市部の「互助」機能評価尺度の開発:withコロナ時代の共生社会に向けて臨地実習における看護学生のエンパワーメント尺度の開発妊娠期がんと診断された女性と家族に対する支援プロセスの構造ウガンダ共和国学童肥満予防プログラムの実施と評価医療現場における悲嘆の共同化の可能性と課題に関する社会学的研究がん患者のサポートグループ参加の意味づけと生活への影響に関する縦断的研究日々の看護実践や看護教育実践の中で、どこか疑問を感じながら行っていることを捉えなおし、ともに看護を探究していきましょう!岡田 彩子 教授(基礎看護学)看護学概論Ⅰ・Ⅱ、看護教育学、看護援助論、看護技術論など看護学の基礎となる講義や演習、実習を担当研究内容Message留学や海外勤務、国際結婚など、国と国を移動したり、複数の文化に接したりしながら生活する人々が増えています。私は、グローバリゼーションと教育について研究しています。たとえば、海外帰国生や在日外国人、国際結婚家庭の子どもの経験や教育課題について、インタビューやフィールドワークをしながら調査しています。また、国際バカロレアのような国際教育プログラムや多文化共生のための教育についても関心をもっています。教育は、学校だけでなく職場や地域でも行われています。看護学生や新人看護師に対する教育もあるでしょう。学びの世界を探究していきましょう。渋谷 真樹 教授(教育学)教育の理念や方法を概観する「教育学概論」や、教育の現代的課題を学ぶ「現代教育論」などの科目を担当1〜5看護補助者へタスク・シフティングを行う看護師の判断力育成に向けた支援モデルの構築1〜4若年成人男性がんサバイバーへの性・生殖に関する看護ケアモデルの創造3〜6壮年期の脳血管疾患の人のニーズに合わせたシームレスな看護支援プログラムの構築3〜6小児看護未経験者による小児訪問看護の推進に向けた支援モデルの構築アフォーダンス理論に基づく触れるケアの探究と看護技術教育モデルの構築慢性心不全患者のACPを推進するための情報共有ツールおよび運用モデルの開発4〜6地域支援病院に通院する壮年期がん患者への外来看護師の協働的アプローチの構築4〜74〜7後期早産児の母乳育児支援リーダー養成プログラムの効果検証4〜7子宮頸がんハイリスク者の定期検診継続のための看護支援の構築熟練看護師の就労継続を可能にする【多様な働き方】モデルの創出4〜7男性に向けたe-ラーニング妊孕性教育プログラムの開発と効果検証3〜5出産希望がある全身性エリテマトーデス患者の看護支援プロトコルの開発3〜53〜63〜52〜42〜5高度実社会モデリングによる災害復旧・業務継続シミュレーションAI2〜41〜4広域災害発生時の病院機能維持に着目した地域のレジリエンス評価手法の開発30〜4研究内容Message学術研究助成基金助成金 若手研究科学技術振興機構 受託研究未来社会創造事業国際科学技術協力基盤整備事業行政の保健師活動と、地域の保健医療福祉体制を中心に、①保健師が仕事を続けるための要因に関する研究、②保健師の健康危機管理に関する研究、③地域の保健医療福祉機関のBCP策定と訓練、行政組織との連携に関する研究、④地域包括ケアとしての地域づくりや特に都市部の互助の醸成に関する研究、⑤保健師教育に関する研究等、実践における困りごとや課題意識に少しでも貢献したいという思いで取り組んでいます。地域は“多様”と“変化”が当たり前。皆さんが気になるモヤモヤを整理し、客観視する機会は大学院に散りばめられています。一緒に考えましょう。井口 理 准教授(地域看護学)公衆衛生看護学、地域・在宅看護学に関する科目などを担当研究内容Message合計 37,130千円(直接経費)詳しくはこちら4〜74〜73〜53〜62〜52〜42〜42〜42〜41〜41〜41〜43〜43〜4令和4年度 競争的研究費(公的研究費)の獲得状況研究紹介

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