日本赤十字看護大学/大学・大学院案内2024
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| Student’s Voice |51看護学部3年生2名、さいたま看護学部3年生1名をスウェーデンに派遣し、スウェーデンの看護および医療制度への理解を目的として、スウェーデン赤十字病院、スウェーデン赤十字老人ホーム「桜の園」、カロリンスカ大学病院などで、看護実習を中心としたプログラムを5週間実施。また交換留学として、スウェーデン赤十字大学から3名を受け入れます。現地での実習は、その成果により4年次の「看護学総合実習」(必修科目 3単位)の単位として認定されます。選抜方法:応募者の中から英語試験、2年次までの全必修科目の平均点、書類審査、面接により選出。カンボジアの母子保健の中心「国立母子保健センター」を訪れ、助産師、助産師実習生、産婦・家族と交流。カンボジア赤十字社、プノンペンや郊外の市立病院、保健センター、助産師・看護師の養成学校、国際協力機構(JICA)事務所、JICAプロジェクトサイトなどを訪問し、カンボジアの助産や母子保健から得られた学びを通じて国際協力について考えます。また、2016年8月、実習先の一つであるカンボジア健康科学大学と覚書を締結し、今後のさらなる交流を約束しました。2017年度から、大学院生を対象とした海外研修を開始しました。スコットランド最大規模の大学のひとつであるグラスゴー・カレドニアン大学において、英国の健康問題、医療システム、看護教育システムなどについて学ぶ他、専門領域に合わせた病院見学や研究方法等への助言を得られます。看護学部3年(取材時)世界で活躍できる看護師になりたい。高校生の頃からこの交換留学は私の夢でした。スウェーデンの医療現場は、「ヒエラルキーのない環境」がとても印象的でした。看護学生だからといい、質問、意見などの発言を遠慮する必要はなく自信をもって看護実習を行うことの大切さを学びました。職位に関係なくそれぞれの職種がお互いに尊敬し、高め合いながら仕事をすることの重要性を、環境を通して教えてくださりました。時間がかかり、決して完璧なケアではない時も患者さんは「Thank you for your help」と笑顔で言ってくださり、その時の優しさと喜びは忘れられません。言語や文化の違いを超えた場所で看護を実践することは決して簡単なことではありませんでしたが、スウェーデンで得た貴重な経験は将来の看護師像の土台となりました。先生方や指導者の方々、メンターに日々支えられ、とても貴重で充実した生活を送ることができました。言葉では表すことができないほどの貴重な体験を得ることができます。是非挑戦して下さい。私は将来国際的に活躍できる看護師を目指しています。他国の看護・ケアの提供について知りたいと思い、また社会福祉の充実する国における医療・看護にもとても興味がありこの交換留学に参加しました。現地ではどんな背景をもつ人でも医療を受けられる制度が整えられており、医療の場での平等性や社会保障・福祉の充実さを実感しました。またスタッフ一人ひとりが自分の仕事を愛し、誇りをもち、楽しく働く姿も本当に印象的でした。患者さんとの関わりを通して、コミュニケーションや声かけは世界で共通して大切であるという事に気づかされました。現地の看護師や看護学生、フランスの看護学生たちとお互いの国の医療システムや看護について意見交換する機会もあり、とても面白かったです。この5週間は言葉では言い表せないほど貴重な経験になりました。この経験を将来に活かし、これからも夢に向かって励んでいきたいです。1週目   |2〜3週目 |4〜5週目 |スウェーデン赤十字大学でオリエンテーションと講義カロリンスカ大学病院で病棟実習スウェーデン赤十字大学で講義・ディスカッションとプレゼンテーション、最終日にレポートを提出看護学部3年(取材時)プログラム例SWEDENCAMBODIASCOTLAND学内選抜 対象3年次期間:約5週間スウェーデン赤十字大学との交換学生制度国際保健助産学実習大学院国際保健助産学専攻科目グラスゴー・カレドニアン大学海外研修スウェーデン赤十字大学交換留学を終えて

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