学部

留学・海外研修

赤十字精神に則った国際性豊かな大学として、さまざまな国際交流のステージを設けています。

スウェーデン赤十字大学

2008年度にスウェーデン赤十字大学と看護教育及び研究・開発に関する協定を結び、毎年本学3年生2名をスウェーデン赤十字大学に派遣しています。本研修は、スウェーデン赤十字病院、スウェーデン赤十字老人ホーム「桜の園」、カロリンスカ病院などでの実習を中心に、スウェーデンの医療・看護制度などを理解することを目的とした5週間のプログラムです。また、毎年秋にスウェーデンからも学生が2名派遣されてきます。

スウェーデン赤十字大学からの留学生

スウェーデン赤十字大学からの留学生
2014年度 実習病院にて
(成人・基礎看護学)

スウェーデン赤十字大学交換学生に参加して

スウェーデン赤十字大学交換留学学生は、3年の夏に英語試験、面接、書類審査を経て、選考されます。その後、2月下旬から3月末日まで、大学の最上階にある2人同室の寮に滞在し5週間の留学をします。


私たちが参加したのはculture and healthと呼ばれるコースです。3日間大学での集中講義、10日間カロリンスカソルナ病院において神経外科・リハビリテーション病棟での実習。そこでは、エスノグラフィーの研究手法を用い、学生指導者のサポートを受けて、ケアのお手伝いをしました。日本との違いに着目しながら看護の実際を学べたことはグローバルな視野を持てる貴重な体験となりました。また、スウェーデンの文化であるFika time(ティーブレイク)にも参加させていただき、医療スタッフとの輪も広がりました。実習後はディスカッション(ethical seminar)やプレゼンテーションをし、最後にレポートを提出し履修終了となります。


カリキュラム以外にもスウェーデンの学生だけでなくスペイン・イギリス・タイからの留学生とも自国の看護や文化、看護師の抱えている問題を話し合い、意見交換をしたこと。3年時の実習より精神科病棟に興味を持ったため、スウェーデンでも精神看病棟の見学を願い出て日本との相違点や日本の看護のあり方について考える良い機会を得たことは、自分自身を成長させてくれる糧となりました。

休みの日には、キルナでのオーロラウォッチングや犬ぞり体験、『魔女の宅急便』の舞台とされているガムラ・スタンで土産物屋めぐり。現地学生の家庭を訪ねたり、留学生同士で自国の伝統料理を持ち寄るインターナショナルディナーにも参加し、北欧の春を謳歌できたことは忘れられない思い出となることでしょう。


この異文化に触れた経験で、世界の多様性を学び自分の未知なる可能性を広げ看護の舞台で邁進したいと思います。赤十字の理念を分かち合える世界中の仲間と出会える機会を頂いたことに、この場をお借りしましてお礼申しあげます。

ラ・ソース大学(スイス)

 2014年度にラ・ソース大学と看護教育及び研究・開発に関する協定を結び、毎年3年生2名をラ・ソース大学に派遣し、毎年秋にラ・ソース大学の学生2名を受入れます。

  [派遣プログラム例]

  1週目 オリエンテーションと講義、ジュネーブにある国際機関の訪問

  2週目 多職種間連携コース等の講義

  3週目 学生の希望に応じた実習とワークショップ


ラ・ソース大学交換留学を終えて


 私たちは約3週間、スイスのローザンヌにあるラ・ソース大学へ交換留学に行ってきました。事前に興味の対象を調査され、私たちだけのためにオリジナルのプログラムを作っていただきました。私たちは一人は緩和・終末期ケア、もう一人は母子保健・助産に興味があり、それぞれ関連した特別講義を受け、病院や施設の見学をしました。

 特別講義は英語で行われます。スイスの制度と文化、看護教育、生と死に対する考え方、安楽死、妊娠と出産などのテーマで講義を受け、その後ディスカッションをしました。日本との違いに驚かされ、それぞれの国の良さや課題について考えることができました。

 病院や施設の見学では、それぞれの特徴を説明してもらいました。スイスでは患者や利用者がとても自由でたくさんの選択肢を持っています。これは出産の場面でも、最期の場面でも同じです。そしてすべてのスタッフがオープンマインドで、患者や利用者の気持ちを一番に考えてケアをしていたことに感銘を受けました。

ラ・ソース大学の学生に交ざって、フランス語で行われる演習にも参加しました。医学部生と一緒に医療器具や薬品等を使いながら臨床と同じようにアセスメントするという演習でした。また、現地でサポートしてくれた学生のホームケア実習にも同行しました。彼女たちは一人でケアバックを持って患者の家に行き、すべてのケアを行います。日本では学生が一人でケアをすることも、注射やデブリートメント(壊死した組織を切除すること)、配薬などをすることもできません。


 私たちはスイスの実習制度と学生のアセスメント力の高さに驚かされるとともに、日本の看護教育には、まだまだ課題が多く、改善できることがあると感じました。最終日にこの留学での学びをプレゼンし、すべてのプログラムが終了しました。

 この留学を通して、自分たちの国や私たちの夢のために何ができるかを考えることができました。これからますます交流を深め、お互いに高めあっていきたいと思います。

モナシュ大学英語研修センター(オーストラリア)

オーストラリア(メルボルン)のモナシュ大学付属英語研修センター(Monash University English Language Centre:MUELC)での英語研修プログラムです。モナシュ大学は世界ランキングでも常に上位50位以内に選ばれており、このモナシュ大学の傘下にあるMUELCは、オーストラリアで最大規模の語学学校です。


このプログラムは、夏季休暇期間(8月上旬から9月中旬)を利用した5週間の短期語学研修です。ホームステイを通して異文化を実体験しながら、短期集中的に英語環境に身を置くことで英語力の向上が期待されます。

【語学研修プログラム例】
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 共通クラス 共通クラス 選択クラス 選択クラス 共通クラス
午後 課題学習 課題学習 課題学習 課題学習 課題学習

午前もしくは午後のクラスのいずれかに入る。

モナシュ大学語学研修を終えて


 学部1年次の夏休み中、念願だったモナシュ大学語学研修センター(以下、MUELC)での語学研修に参加しました。出発前はオーストラリア独特のなまり、水不足による水道の使用制限、日本とは異なる南半球の気候など、不安になることもありました。しかし現地に到着すると、ブライトンビーチに映える太陽の美しさに圧倒されるとともに、ホームステイ先のホストファミリーの温かさに触れ、不安は吹き飛びました。

 MUELCの授業は生徒が自分の意見を出し、話し合いを重視します。最初は英会話に苦手意識があり「英語が通じなかったら…」と消極的でした。ところが実際に身振り手振りを交えて会話してみると、思った以上に自分の考えが相手に伝わることがわかり、また日本の映画など共通の話題を通してクラスの仲間と仲良くなりました。

 授業は午前中で終わり、午後はショッピング、外食、聖堂めぐりなど異文化に触れ、有意義に過ごしました。休日に野生のカンガルーを見に行ったことも印象に残っています。あっという間でしたが、一生忘れられない貴重な体験になりました。

モナシュ大学国際看護学演習(オーストラリア)


2015年からモナシュ大学が国際看護学演習の演習先となりました。履修学生は3年次3月に約10日間訪問し、ホームステイをしながらモナシュ大学での講義・ワークショップ・施設見学等の研修により、オーストラリアの保健医療制度や看護実践の現状等について学びます。

※平成27年、28年と実施していますが、当該科目は開講年により訪問国が変わる場合があります。


スイス演習

「赤十字国際活動論演習」では8月下旬に赤十字思想発祥の地であるイタリア・ソルフェリーノ等を見学後、赤十字発祥の地スイスを訪れ、赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟、国際連合欧州本部、国連難民高等弁務官事務所本部(UNHCR)、世界保健機関(WHO)を訪れ、人道的な赤十字活動の実態についてブリーフィングや質疑応答等を実施、赤十字ムーブメントの理解を目指しています。

1日目2日目3日目4日目5日目6日目

ソルフェリーノ

協会

カスティリオーネ

赤十字国際博物館

見学

移動日

赤十字国際委員会

国際連合欧州本部訪問

国際赤十字・

赤新月社連盟

国連難民高等弁務官事務所 訪問

国際保健機関

旧市街デュナン

見学

シャモニーなど見学

タイ演習

バンコクにあるタイ赤十字看護大学やタイの医療施設等においての海外研修プログラムを通じ、看護の役割を学ぶ機会を設けています。

これらの事業は、国際交流センターによる活動です。国際交流センターは本学における国際交流事業に広く貢献することを目的として設置されました。その他の事業をお知りになりたい方は、国際交流センターページをご覧ください。

国際交流センター

渡航費およびその他の費用負担

スウェーデン赤十字大学

往復の航空運賃及び海外傷害保険は奨学金制度で充当されます。

宿舎・受講にかかる諸経費は受け入れ側の大学が負担、現地の食費・生活費は本人負担となります。

ラ・ソース大学

往復の航空運賃及び海外傷害保険は奨学金制度で充当されます。

宿舎・受講にかかる諸経費は受け入れ側の大学が負担、現地の食費・生活費は本人負担となります。

スイス演習・タイ演習

訪問国・渡航日程・参加人数等により異なります。詳細については、関連する授業にて説明があります。

モナシュ大学英語研修センター

研修費用は、日程・為替レート等により異なります。例年、400,000~450,000円程度となっています。

奨学金について

日本赤十字看護大学伊藤・有馬記念基金奨学金

本学独白の奨学金および奨励金制度で、年度毎に申請でき、前年度もしくは当該年度の成績や経済的事情により学業継続が困難であること等を考慮して選考されます。学生奨学金は年額10万円以内、学生外国留学奨励金は年額5万円以内で、修学費、海外研修費の一部として多くの学生に利用されています。ほかにスウェーデン赤十字大学及びラ・ソース大学への交換学生の渡航費用が助成されます。

本奨学金は返済する必要はありませんが、学生奨学金は「学生生活報告書」、学生外国留学奨励金は「留学報告書」を提出することが義務づけられています。


その他の奨学金についてはこちらをご覧ください。

奨学金