看護学部

留学・海外研修

赤十字精神に則った国際性豊かな大学として、さまざまな国際交流のステージを設けています。

スウェーデン赤十字大学

2008年度にスウェーデン赤十字大学と看護教育及び研究・開発に関する協定を結び、毎年本学3年生2名をスウェーデン赤十字大学に派遣しています。本研修は、スウェーデン赤十字病院、スウェーデン赤十字老人ホーム「桜の園」、カロリンスカ病院などでの実習を中心に、スウェーデンの医療・看護制度などを理解することを目的とした5週間のプログラムです。また、毎年秋にスウェーデンからも学生が2名派遣されてきます。

スウェーデン赤十字大学からの留学生

スウェーデン赤十字大学からの留学生
2017年度 実習先にて
(老年看護学)

スウェーデン赤十字大学交換留学を終えて

今回、私たちはスウェーデン赤十字大学に5週間留学す機会を得ました。現地ではfield study in culture and healthという授業を履修し、2 日間の講義、10 日間の病棟におけるエスノグラフィー、英語でのプレゼンテーションとレポート提出を行いました。

エスノグラフィーは小児精神病院と母子ケアセンターにてそれぞれ行いました。

デイケアユニット・病棟・救急病棟においてケアを観察し、参加させていただきました。そこでは、20 年前に脱施設化を行ったスウェーデンにおける精神科の現状を学ぶ大変良い機会となりました。病棟にいては男女や職業の差別のない平等な労働環境が印象的でした。一方で患者は病棟に携帯を持ち込むことができたり、両親が同室で滞在できたりと、日本の小児精神病棟との相違点を多く学びました。患者を社会から隔離せず、地域や家族の元へ帰ることを見据えた看護を学ぶことができました。

母子ケアセンターにて、実習をさせていただき、1番印象に残ったのは、環境の違いです。

母子ケアセンターでは、ソファーやカーテン、間接照明などが洗練されており、助産師も制服を着るのではなく、私服を着ています。お母さんたちにとっても、そして医療職者にとっても心地の良い、リラックスできる環境が作られていると思いました。また、社会保障制度が充実しているため、医療職者は4 週間におよぶ休暇を取ることができます。社会の制度も医療職者にとって働きやすい環境をもたらしていると思いました。ひいては、それが患者の医療サービスの充実につながっていると思いました。改めて、周囲を取り巻く環境を整えることの大切さを学びました。

カリキュラム以外にも、スウェーデンの看護学生のみならずフランス、スペインからの留学生とも交流を深めました。学生同士で自国の伝統料理を持ち寄るポットラックパーティを開催し、異文化の中で医療や文化など様々な話題を同世代と語り明かしたことはとても良い思い出です。英語でコミュニケーションをとることで異文化を知り、同時に日本の看護を客観的に見つめ直す機会になりました。特にスウェーデンの看護学生は英語のレベルが非常に高く、大変良い刺激となりました。今後は看護だけでなく英語もさらに深く学び、様々な国の人たちと交流するツールを磨くという目標ができました。現地でできた友人は一生の宝物です。

今回の交換留学で得た異文化体験と知識、かけがえのない友人たちと過ごした時間と経験を糧に、看護の舞台で邁進し世界に羽ばたこうと思います。入学当初からの夢であった交換留学を沢山の方々の力を借りて実現できたことに、心から感謝申し上げます。

ラ・ソース大学(スイス)

 2014年度にラ・ソース大学と看護教育及び研究・開発に関する協定を結び、毎年3年生2名をラ・ソース大学に派遣し、毎年秋にラ・ソース大学の学生2名を受入れます。

  [派遣プログラム例]

  1週目 オリエンテーションと講義、ジュネーブにある国際機関の訪問

  2週目 多職種間連携コース等の講義

  3週目 学生の希望に応じた実習とワークショップ


ラ・ソース大学からの留学生

ラ・ソース大学からの留学生

2017年実習先にて

(母性看護学・小児看護学)

ラ・ソース大学交換留学を終えて

私たちは、スイスのローザンヌにあるLa Source大学へ約3 週間の交換留学に行きました。地域看護や緩和ケアに関心を持っていることを先方に事前に伝え、私たちだけのオリジナルのプログラムを作っていただきました。留学中はその分野の関連した施設に行き、スイスの仕組みや現状について学びました。

実習では、訪問看護センターと緩和ケアを行っている施設へ行きました。実際に実習を行っている学生についてまわりました。訪問看護センターでは、多くの職種が1人の対象者と関わってコミュニケーションをとっているということを学びました。緩和ケアでは、スイス独自のassisted suicideという制度があるため、医療者が患者の思いに寄り添うことが大切だと学びました。

スイスの学生は、医療行為を含めた全てのケアや、患者のアセスメントを自身で行って、ケアプランを考えていました。学生も、チームの一員として意見を言い、積極的にスタッフとコミュニケーションをとっていました。

施設に行くだけではなく、スイスの学生と共に、様々な講義に参加し、スイスの看護教育や安楽死、看護研究や文化による医療の違いについて学びました。また、技術演習にも参加して、学生と先生が多くのディスカッションをしていることに驚きました。

最終プレゼンテーションでは、交換留学で学んだことをすべて伝えることは難しかったですが、わかりやすく伝わるように考えて発表しました。

また、実習がないときは、観光に行くことができ、スイスの文化に触れることができました。2人だけで出かけたり、スイスでできた友人と出かけたり、貴重な体験をすることができました。

この留学を通して、文化の違いを知ることや相手を知ることの重要性を学びました。この実習で学んだことを本学の学生にも伝え、自分たちに何ができるか考えていきたいと思います。

モナシュ大学英語研修センター(オーストラリア)

オーストラリア(メルボルン)のモナシュ大学付属英語研修センター(Monash University English Language Centre:MUELC)での英語研修プログラムです。モナシュ大学は世界ランキングでも常に上位50位以内に選ばれており、このモナシュ大学の傘下にあるMUELCは、オーストラリアで最大規模の語学学校です。


このプログラムは、夏季休暇期間(8月上旬から9月中旬)を利用した5週間の短期語学研修です。ホームステイを通して異文化を実体験しながら、短期集中的に英語環境に身を置くことで英語力の向上が期待されます。

【語学研修プログラム例】
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 共通クラス 共通クラス 選択クラス 選択クラス 共通クラス
午後 課題学習 課題学習 課題学習 課題学習 課題学習

午前もしくは午後のクラスのいずれかに入る。

MUELCでの語学研修を終えて

私は、学部1年の夏季休暇中にMUELCでの語学研修に参加しました。現地では、ホームステイ先から電車に乗って学校に通ったり、買い物を頼まれて日用品を買いに行ったりと現地の人のように暮らしているという実感に溢れていました。MUELCの授業は6レベルに分かれていて、私のクラスのほとんどは中国から来たモナシュ大学の大学院を目指す学生ばかりでした。Independent learner(自立して学習を進められる人)が授業のテーマだったのですが、英語力だけでなく、学習の取り組み方まで学べたことは、現在の大学生活においても大いに役立っています。中国からの学生とのコミュニケーションにおいて様々な困難もありましたが、一緒に博物館に行くなど楽しい思い出もできました。また、現地で出会った日本の他大学の学生と総勢30名を超える人数でペンギンツアーに参加するなど単科大学の中だけではできない交友関係の広がりもありました。約1ヶ月の研修を通じて、英語がペラペラと話せなくても伝えたいという思いを持って自分のできるあらゆる手段を使うことがコミュニケーションを作っていくということを学びました。ぜひMUELCでの研修に挑戦をして新しい発見をしてください。

モナシュ大学国際看護学演習(オーストラリア)


2015年からモナシュ大学が国際看護学演習の演習先となりました。履修学生は3年次3月に約10日間訪問し、ホームステイをしながらモナシュ大学での講義・ワークショップ・施設見学等の研修により、オーストラリアの保健医療制度や看護実践の現状等について学びます。

※平成27年、28年と実施していますが、当該科目は開講年により訪問国が変わる場合があります。


スイス演習

「赤十字国際活動論演習」では8月下旬に赤十字思想発祥の地であるイタリア・ソルフェリーノ等を見学後、赤十字発祥の地スイスを訪れ、赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟、国際連合欧州本部、国連難民高等弁務官事務所本部(UNHCR)、世界保健機関(WHO)を訪れ、人道的な赤十字活動の実態についてブリーフィングや質疑応答等を実施、赤十字ムーブメントの理解を目指しています。

1日目2日目3日目4日目5日目6日目

ソルフェリーノ

協会

カスティリオーネ

赤十字国際博物館

見学

移動日

赤十字国際委員会

国際連合欧州本部訪問

国際赤十字・

赤新月社連盟

国連難民高等弁務官事務所 訪問

国際保健機関

旧市街デュナン

見学

シャモニーなど見学

タイ演習

バンコクにあるタイ赤十字看護大学やタイの医療施設等においての海外研修プログラムを通じ、看護の役割を学ぶ機会を設けています。

これらの事業は、国際交流センターによる活動です。国際交流センターは本学における国際交流事業に広く貢献することを目的として設置されました。その他の事業をお知りになりたい方は、国際交流センターページをご覧ください。

国際交流センター

渡航費およびその他の費用負担

スウェーデン赤十字大学

往復の航空運賃及び海外傷害保険は奨学金制度で充当されます。

宿舎・受講にかかる諸経費は受け入れ側の大学が負担、現地の食費・生活費は本人負担となります。

ラ・ソース大学

往復の航空運賃及び海外傷害保険は奨学金制度で充当されます。

宿舎・受講にかかる諸経費は受け入れ側の大学が負担、現地の食費・生活費は本人負担となります。

スイス演習・タイ演習

訪問国・渡航日程・参加人数等により異なります。詳細については、関連する授業にて説明があります。

モナシュ大学英語研修センター

研修費用は、日程・為替レート等により異なります。例年、400,000~450,000円程度となっています。

奨学金について

日本赤十字看護大学伊藤・有馬記念基金奨学金

本学独白の奨学金および奨励金制度で、年度毎に申請でき、前年度もしくは当該年度の成績や経済的事情により学業継続が困難であること等を考慮して選考されます。学生奨学金は年額10万円以内、学生外国留学奨励金は年額5万円以内で、修学費、海外研修費の一部として多くの学生に利用されています。ほかにスウェーデン赤十字大学及びラ・ソース大学への交換学生の渡航費用が助成されます。

本奨学金は返済する必要はありませんが、学生奨学金は「学生生活報告書」、学生外国留学奨励金は「留学報告書」を提出することが義務づけられています。


その他の奨学金についてはこちらをご覧ください。

奨学金