大学院

領域の特色

研究活動-一人ひとりの問いを大切に、科学的に探究

基礎看護学領域では、それぞれの院生の研究疑問を大切に、研究活動を支援しています。研究テーマは特に限定していません。入学時にまだ具体的な研究テーマが決まっていないという方も大丈夫です。将来、教育や研究を通じて看護界に貢献したいという方はもちろん、自分の看護実践を見つめなおしたいという方も歓迎です。これまでの院生の研究のテーマには、看護のキャリア形成、看護職の自律性、看護倫理、倫理教育、高度実践看護師、慢性疾患患者のケア、臓器移植のケア、終末期における家族ケア、施設での看取り、看取りの歴史、スピリチュアルケア、看護師の腰痛などがあります。

修士課程では研究のプロセスを通じて、科学的探究について学び、研究疑問に対する自分なりの、そして周囲の人々にも説得力をもつような一つの答えを導き出してもらいたいと思います。これに加えて博士課程の院生には、看護の実践にインパクトを与えるような研究成果を期待しています。一つひとつの問いを大切に、院生にも看護にとっても意義のある研究となるよう支援していきたいと思っています。

教育活動-「看護とは何か」について問い直す

基礎看護学領域では、研究とともに教育にも力を入れています。院生には大学院での学びを通して、自分の言葉で看護について語れる力、そして身近なところから看護を変えていける力を身につけてもらいたいと思っています。授業では「看護とは何か」について考えるためのさまざまな哲学思想、看護理論、医療倫理、科学論、現代のケアシステムや歴史を学びます。院生は学んだ知識をもとに、実践の場における経験の意味を問い直していきます。その問い直しの過程で、自己の実践にあらたな意味が与えられ、ときに理解不可能で解決困難だと思っていた事柄に糸口が見えてくることもあるでしょう。看護職にとって社会を経験してからの大学院生活はチャレンジでもありますが、驚きや発見が多く、知的好奇心を満たせる楽しい日々であることは間違いありません。経験を大切に、切磋琢磨しながら学んでいきましょう。

社会貢献と実践-研究会

基礎看護学領域では、さまざま研究会を催しています。

院生主催の研究会

不定期で、外来講師をお招きしての研究会を開催しています。第一回目は一橋大学の猪飼周平先生をお招きして、これからの地域包括ケア、生活モデルについて語っていただきました。大勢の院生、教員が参加して、熱のこもった議論が長時間にわたって繰り広げられました。

看護の知研究会

2か月に1回、土曜日、年間6回、看護の知に関心のある大学院在学生と、修士課程修了生で開催しています。この研究会は2013(平成25)年、修士課程修了生が自分たちの実践を振り返るピアレヴューの会として発足しました。Carperの4つの知のパターンをもとにチンとクレイマーが発展させた看護の知を、ICUや一般病棟での看護実践事例をもとに検討しています。みなで意見交換を行い、丁寧に記述していくプロセスを通じて、優れた実践事例の行間、すなわち余白に描かれている看護の知が浮かび上がってきます。興味のある方はどうぞご参加ください(川原)。

関東東北地区看護歴史研究会

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