DX推進計画

日本赤十字看護大学DX推進計画

 

1.目的

日本赤十字看護大学は、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」という。)を通じて、次世代を担う看護人材の育成と社会的課題の解決に貢献することを目指し、デジタル技術を活用した教育の質向上や新しい教育モデルの構築等、看護分野におけるDXの推進に取り組みます。
また、DXの推進は、教育・研究活動を通じて得られた成果を社会に還元し、社会的責任を果たすための重要な手段であり、大学の使命の一環として位置づけられます。これらの取り組みは、地域や社会との連携を通じて実現され、暮らしの向上に寄与することを目指します。

2.基本方針

DXの概念を踏まえ、本学は、社会の劇的な変化に対応し、教育、大学組織、学生・教職員の大学文化や風土を変革し、新しい価値や今日遡上の優位性を確立することを目指し、教育・研究を行う教育機関として、また、大学運営としてDXを推進していく必要があります。そこで、「学校法人日本赤十字学園 DX推進に関する基本方針」(1)~(5)に加え、(6)社会への発信を新たに追加し、日本赤十字看護大学のDX推進計画を定めます。

本方針に基づき、以下の6つの柱を中心に、具体的な取り組みを展開していきます。
(1)教育の質の向上と学修成果の最大化のシナジー創出
学内外の情報やリソースを共有し、ICTを活用した教育を実践することで、質の高い実践能力を有する看護職を養成します。

(2)学修環境の改善
ICTを活用できる環境を整備し、時間や場所にとらわれない効果的かつ効率的な学修環境を整えます。
 
(3)学生・教職員の情報リテラシー向上とDX人材育成
情報セキュリティに対応するとともに、学生・教職員の情報リテラシーを向上させ、変化するデジタル技術を対応できる人材
を養成します。
  
(4)研究環境の向上
日本赤十字看護大学学術情報リポジトリや研究者情報データベース等により、研究活動の可視化と発信力の強化を図ります。

(5)大学運営の効率化
  業務プロセスのデジタル化により、業務の効率化を図ります。

(6)社会への発信
  研究と教育の成果を広く社会に還元し、社会における暮らしの向上に寄与します。

3.推進体制

本学におけるDX推進は、経営会議のもとに進められる全学的な取り組みです。経営会議は、DX推進に関する重要事項の審議・決定を担い、大学全体の戦略との整合性を確保します。
経営会議の決定のもとに、DX推進プロジェクト会議が中心となって各委員会および各部署・領域の活動を支援・調整し、学内のDX推進を統括します。
原則として、各委員会および各部署・領域が主体的に作業を進める体制とし、取り組みの進捗や成果については、DX推進プロジェクト会議にて随時報告・共有を行います。
この推進体制により、現場の実情に即した柔軟な対応を可能とするとともに、大学全体としてのDX推進の一体感と継続性を確保します。

 

令和7年9月9日策定