看護学実習

看護学実習

充実した看護学実習を通して育む、確かな実践能力と深い人間性

1年次から段階を踏まえた看護学実習を展開し、指導体制の行き届いた実習施設と大学の綿密な連携により、 応用的な知識や技術を現場で深めていきます。さまざまな場での実習体験を通して、人間の尊厳を重視できる姿勢を培い、看護の実践能力を養います

1年次 LEVEL Ⅰ

看護援助論実習[レベルⅠ]

日常生活の援助を通して、病いをもつ人々との関係の築き方を学びます。

期間 2週間
主な実習先 【看護学部(広尾キャンパス)】日本赤十字社医療センター、武蔵野赤十字病院、大森赤十字病院、横浜市立みなと赤十字病院
【さいたま看護学部(大宮キャンパス)】さいたま赤十字病院、小川赤十字病院、深谷赤十字病院

2年次 LEVEL Ⅱ

看護援助論実習[レベルⅡ]

援助的な人間関係に基づき、その人がより良い健康状態で生活できることを目指して看護計画を立て、看護を実践します。

期間 5週間(さいたま看護学部は4週間)
主な実習先 【看護学部】日本赤十字社医療センター、武蔵野赤十字病院、大森赤十字病院、横浜市立みなと赤十字病院
【さいたま看護学部】さいたま赤十字病院

3年次 LEVEL Ⅲ・Ⅳ

精神保健看護学実習

精神科の専門病院で、こころの病をもつ人々とのかかわりから、自己や対象について理解することを学びます。

期間 2週間
主な実習先 【看護学部】都内の精神科病院
【さいたま看護学部】埼玉県内の精神科病院

発達看護学Ⅰ(リプロダクティブ・ヘルスと看護)実習

産科外来、分娩室、褥婦棟、新生児治療部門で、母子とその家族への援助を学びます。

期間 2週間
主な実習先 【看護学部】日本赤十字社医療センター、
武蔵野赤十字病院、大森赤十字病院、
東京かつしか赤十字母子医療センター、横浜市立みなと赤十字病院など
【さいたま看護学部】さいたま赤十字病院、深谷赤十字病院など

発達看護学Ⅱ(子どもと家族の看護)実習

乳児院、小児保健部、小児科外来、クリニック、小児病棟などで、子どもと家族に対する援助を学びます。

期間 2週間
主な実習先 【看護学部】日本赤十字社医療センター、武蔵野赤十字病院など
【さいたま看護学部】さいたま赤十字病院、深谷赤十字病院、埼玉県内の総合病院など

発達看護学Ⅲ(老年期の看護)実習

介護老人保健施設や介護老人福祉施設などで生活する高齢者と家族に対する援助を学びます。

期間 2週間
主な実習先 【看護学部】日本赤十字社総合福祉センター、都内介護老人保健施設
【さいたま看護学部】埼玉県内の介護老人保健施設など

地域・在宅看護学実習Ⅳ-1(看護学部) コミュニティケア実習Ⅰ(さいたま看護学部)

地域で生活する人々の健康を生活者の視点から捉え、看護活動を展開するための基礎的な援助について学びます。

期間 1週間(さいたま看護学部は2週間)
主な実習先 【看護学部】赤十字病院、リハビリテーション施設、乳児院など
【さいたま看護学部】リハビリテーション施設、助産院、保育園など

4年次 LEVEL Ⅲ・Ⅳ・看護学総合実習

健康レベル別看護学実習

成人期にある人々の健康にかかわる能力が発揮されるように、対象者の健康レベルに応じた看護援助を実践します。

期間 3週間
主な実習先 【看護学部】日本赤十字社医療センター、武蔵野赤十字病院、大森赤十字病院、横浜市立みなと赤十字病院など
【さいたま看護学部】さいたま赤十字病院、深谷赤十字病院

地域・在宅看護学実習Ⅳ-2(看護学部) コミュニティケア実習Ⅱ(さいたま看護学部)

訪問看護師に同行して療養者宅を訪問し、さまざまな健康レベル、多様な価値観、家庭環境にある人々とその家族・支援者への看護支援を学びます。

期間 1週間
主な実習先 【看護学部】訪問看護ステーション
【さいたま看護学部】埼玉県内の訪問看護ステーション

看護学総合実習

対象がもつ健康問題を全体論的に把握し、保健・医療・福祉その他の関連機関とのチーム医療を通して統合的な看護援助を行います。

期間 3週間
主な実習先 【看護学部】日本赤十字社医療センター、武蔵野赤十字病院、大森赤十字病院、横浜市立みなと赤十字病院、東京かつしか赤十字母子医療センター、訪問介護ステーション、都内介護老人保健施設など
【さいたま看護学部】埼玉県内の赤十字病院、助産院、介護老人保健施設、地域包括支援センターなど

公衆衛生看護学実習(保健師教育課程選択者のみ)

保健所・保健センターのある地域の特性に応じた地区組織活動、住民の健康ニーズに対応した保健師活動、地域包括ケアシステムにおける保健師の役割などを学びます。

期間 5週間
主な実習先 【看護学部】特別区の保健所・保健センター
【さいたま看護学部】埼玉県内の保健所・保健センター・地域包括支援センター

〈実習中の1日のスケジュール例〉

8:00〜 9:15〜 10:30〜 11:30〜 12:30〜 14:00〜 15:00〜 16:00

病棟ミーティング/
行動計画発表

病棟でのケア 午前記録・報告 休憩 病棟でのケア 午後記録・報告

カンファレン
(実習を通しての課題等に対するグループディスカッション)

終了

学生の声

実習を通して、一回り成長した自分を実感できます

看護学部3年(取材時)

実習前は緊張して、行きたくないと思うことも度々ありました。厳しいスケジュールに追われ、自分の勉強不足や未熟さを痛感し、苦しいこともあります。しかし終わったあとは、自分が一回り成長できたように感じます。
 患者さんと数週間にわたって向き合うことで、良くも悪くも自分自身を知ることができます。人と向き合うことは自分自身と向き合うことなのだと実習のたびに感じました。逃げ出したくなることもありますが、嬉しいこともたくさんあります。何よりも嬉しいのは、患者さんの状態が改善に向かった時や、患者さんの「ありがとう」という言葉と笑顔です。「あなたならいい看護師になれるよ」という患者さんの言葉は、今でも私の励みになっています。そして、悩みを相談し合える仲間の存在は大きな支えです。