大学案内

学長メッセージ

「人道(Humanity)」の理念のもとに

学長  守田 美奈子

日本赤十字看護大学は、赤十字の原則である「人道(Humanity)」を教育理念に掲げています。病気や障害、災害など、人は生きていく上でさまざまな出来事に遭遇し、苦しみを負うことがあります。それを和らげ、どのような状況にあっても、人間性を守るために行動しようと努力し続けること、それが赤十字の「人道」の理念です。本学ではこの理念のもと、グローバルな視点をもち、人々の健康と幸福に貢献できる人間性豊かな看護専門職の育成を目指します。


本学の歴史は古く、1890年(明治23年)に開始された日本赤十字社による看護婦育成にまで遡ります。日本赤十字看護大学は教育開始から約130年、大学の開学から30年以上を経ました。少子高齢化が進み、科学技術が発展した今日だからこそ、人間の命と一人ひとりの人間性を尊重する赤十字の理念とそれに基づく看護学教育は、ますます重要となると考えます。急性期ケアや地域ケア、災害時など、あらゆる場で赤十字の理念のもと、広く世界に目を向け、人間性を追求する看護を大切に、それが実践できる看護専門職の育成をめざしています。さらに、社会が大きく変革する中で、看護学における知の開発とそれに基づいた実践が、社会的にも強く求められています。


看護学部では、看護学を学び探求する姿勢と態度を養い、赤十字の理念に基づいた実践ができる看護専門職の育成を目指します。

看護学研究科の修士課程では、10の専門分野の教育課程を開いています。専門看護師資格を得られるCNS教育課程、教育者・研究者を目指す教育課程、さらに助産師資格を得ることができる国際保健助産学専攻、国際・災害のエキスパートを目指す5年一貫制博士課程共同災害看護学専攻(DNGL)と、多様な教育課程があります。さらに博士後期課程では、看護学の知を創造し看護教育者・研究者としての能力を、さらに高めていけるような教育課程を整えています。


本学は、学部教育と大学院教育を通して、看護専門職として、いつでも学び続けることができる教育環境を整えています。教員や学友との交流を通して、看護の専門職として、生涯を通して看護の知を探求し、身に付ける喜びを感じ合うことができるような大学にしたいと考えています。


日本赤十字看護大学の教育のモットーは、「一人ひとりを大切に」という言葉です。人間はみな独自な存在であり、それぞれ個性や特性を持っています。その独自性を互いによく理解し合って、学生自身が自分の資質を発見し、発展させてていけることを支援します。


日本赤十字看護大学は、このような教育方針を通して、自己開発や自己実現のできる自由で豊かな人間性をもつ看護職の育成を目指しています。


環境変化や社会の要請に応え、幅広い分野で活躍できる看護専門職、研究・教育者を育成し、社会に貢献できる看護大学として、また自由でのびやかな学風を持つ大学として、これからの未来に歴史を刻んでいけるよう教職員一同努力していきます。