大学案内

学長メッセージ

高度な知識や技術を身につけた人間性豊かな看護者を育てます。

学長 高田 早苗

学長 高田 早苗

本学が目指すもの、それは赤十字の中心理念である人道を看護の学問と実践において探求することです。人道とは「人の道」です。なんだ、そのままじゃないかと思うかもしれません。しかし、人間としての道を探り歩むことは、いつも容易であるとは限りません。


看護という場面で考えてみましょう。看護者が守るべき人の道とは、看護を必要とするその人の命、その人の尊厳を守り大切にすることです。「その人」を強調しているのは、人間は一人ひとり異なるからです。その人の生きてきた歴史、その人が好きなことや大切にしていること、その人と周りの人々との関係。その人をわかろうとすること抜きに、その人の命や尊厳を大切にし、守ることはできません。


看護学は人間学でもあります。哲学や倫理学、社会学や心理学、そして基礎医学と臨床医学などなど、他の多くの学問の助けを得て、そして学問的素養を積んで人道を看護者として探求し歩むことができるのです。


本学の歴史です。1890年に始まった日本赤十字社による看護師(当時は看護婦)の養成、これが本学の出発でした。翌1891年には大地震の災害救護に1回生が出動という記録が残っています。赤十字看護教育は、平常時の看護だけではなく、災害時の被災者への看護・救護という重大な目的を担ってスタートし、特に1986年に大学となってからは、国外での災害復興支援や保健医療強化支援など国際的な活動を展開する人材の育成を目標としてきました。


2011年3月11日、東日本大震災は多くの人命を奪い、美しかった故郷を見る影もないほどに変え、地域社会と人々の生活基盤を根こそぎ揺るがしました。国の内外から多くの救援の手が差しのべられるなかに、いち早く駆けつけ活動する赤十字救護班の様子も報じられていました。全国の赤十字病院には医師や看護師、薬剤師、事務職員等からなる救護班が編成され、本学の卒業生も参加しています。


人の命、尊厳を守ること、これは平常時も災害など非常時も変わりません。国籍や人種民族を問いません。抱えている健康問題の種類や性質にも影響されるものではありません。真剣に願う気持ち、熱意が、真の知識、智恵を得て実現の道を切り拓いてくれるはずです。


あなたの夢を、私たちの大学でともに語り合い、叶えてみませんか?