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赤十字について

赤十字の人道主義や国際性を背景に、人々が豊かで平和に、
そして健康に生きる社会の創設に貢献できる人々を育てます。

赤十字は、「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」という7つの普遍的な原則のもとに、世界最大のネットワークを駆使し、行動する人道機関です。これからも、国境、宗教、人種を超えて、人の命の尊厳を守るため、災害救護活動、開発協力などさまざまな人道的活動を推進します。

赤十字は、アンリー・デュナンが19世紀最大の激戦といわれたソルフェリーノの戦争における負傷者の救護活動が発端となって創設されます。赤十字のマークは、アンリー・デュナンの祖国スイスに敬意を表し、赤字に白十字のスイス国旗の配色を転用して、白地に赤十字の標章(マーク)としたものです。現在では、イスラム教国の多くが宗教的な理由から白地に赤い三日月(赤新月)のマークを使っていますが、これも赤十字とまったく同じ組織であることを示すマークとして認められています。

国際赤十字・赤新月運動の基本原則

Humanity 人道

国際赤十字・赤新月運動(以下、赤十字・赤新月)は、戦場において差別なく負傷者に救護を与えたいという願いから生まれ、あらゆる状況下において人間の苦痛を予防し軽減することに、国際的および国内的に努力する。その目的は生命と健康を守り、人間の尊重を確保することにある。赤十字・赤新月は、すべての国民間の相互理解、友情、協力および堅固な平和を助長する。

Impartiality 公平

赤十字・赤新月は、国籍、人種、宗教、社会的地位または政治上の意見によるいかなる差別をもしない。
赤十字・赤新月はただ苦痛の度合いにしたがって個人を救うことに努め、その場合もっとも急を要する困苦をまっさきに取り扱う。

Neutrality 中立

すべての人々からいつも信頼を受けるために、赤十字・赤新月は、戦闘行為の時いずれの側にも加わることを控え、いかなる場合にも政治的、人種的、宗教的または思想的性格の紛争には参加しない。

Independence 独立

赤十字・赤新月は独立である。各国の赤十字社・赤新月社は、その国の政府の人道的事業の補助者であり、その国の法律にしたがうが、常に赤十字・赤新月の諸原則にしたがって行動できるよう、その自主性を保たなければならない。

Voluntary service 奉仕

赤十字・赤新月は、利益を求めない奉仕的救護組織である。

Unity 単一

いかなる国にもただ一つの赤十字社あるいは赤新月社しかあり得ない。赤十字社、赤新月社は、すべての人に門戸を開き、その国の全領土にわたって人道的事業を行わなければならない。

Universality 世界性

赤十字・赤新月は世界的機構であり、その中においてすべての赤十字社、赤新月社は同等の権利を持ち、相互援助の義務を持つ。


宣言:第20回赤十字・赤新月国際会議(1965年、ウィーン)

改訂:第25回赤十字・赤新月国際会議(1986年、ジュネーブ)

日本赤十字社について

日本赤十字社は、1877年(明治10年)に発生した西南戦争の際に創立された救護団体である、博愛社がその前身となっています。現在の日本赤十字社は、1952年(昭和27年)に制定された日本赤十字社法に基づいて設置された法人です。
国内においては災害時の救護をはじめ医療、献血、福祉など幅広い分野の活動を行い、海外では大規模災害や紛争による犠牲者への救援、または開発途上国に対しては、人々の健康や災害対策などの向上をめざした開発協力を行っています。


現在の日本赤十字の活動は、9つに分けることができます。

国際活動

国際救援、開発協力、紛争や災害で離散した家族の安否調査、開発途上国の血液事業に関わる人材や国際援助に関わる人材の育成など、国際的なネットワークを活かし、共通の理念のもとに国境を越えて、人道的な活動を行います。

災害救護

地震や台風などの自然災害や航空機・列車事故等の高等災害などの被災者を救護します。

その他、医療事業、看護師等養成、血液事業、講習普及事業、青少年赤十字、赤十字ボランティアの育成、社会福祉事業を行っています。

赤十字の創始者

アンリー・デュナン

アンリー・デュナン Henry Dunant

1828年5月8日、スイスのジュネーブで誕生。19世紀最大の激戦といわれたソルフェリーノの戦争で悲惨な負傷者を救うために尽力しました。これが世界中に反響を呼び、赤十字国際委員会の創設に結びつきました。また、1901年に最初のノーベル平和賞を受けています。

日本赤十字社の創立者

佐野 常民

佐野 常民 さの つねたみ

1822年(文政5年)12月28日、佐賀藩早津江で誕生。赤十字との出会いは1867年(慶応3年)、パリ万国博でのことで、博覧会事務局長として、乗り込んだ常民の目をとらえたのが赤十字マークでした。後年1887年(明治20年)5月、日本赤十字社初代社長に就任し活躍を続け1902年(明治35年)その生涯を閉じました。

詳細は日本赤十字社ホームページでご覧いただけます。