カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

教育課程編成・実施の方針

本大学院では、次のような構造および科目設定によりカリキュラムを編成・実施しています。

修士課程 看護学専攻

看護学専攻の教育目標に到達するため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 幅広い視点から現象を捉える力を育成するために、専門分野を超えた学修が必要な内容を共通科目として置く。
  2. 研究能力を育成するために、特別研究を各領域に置く。
  3. 人々の尊厳と権利を擁護する能力を育成するために、赤十字の理念である人道に関する科目を置く。

研究・教育者育成のため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 10の専門領域(基礎看護学、がん看護学、小児看護学、成人看護学、老年看護学、精神保健看護学、地域看護学、看護教育学、看護管理学、国際・災学看護学)に必要な科目(特講・演習・実習)を置く。

専門看護師育成のため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 専門看護師8コース(がん看護、小児看護、クリティカルケア、慢性看護、老年看護、精神看護、在宅看護、災害看護)の教育課程に必要な科目を置く。
  2. 専門看護師としての高度実践力を養うために、共通科目A、共通科目Bを置く。

看護教育または看護管理の実践者育成のため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 2の専門領域(看護教育学、看護管理学)に必要な科目(特講・演習・実習)を置く。
  2. 認定看護管理者認定審査受験、及び看護師等養成所の専任教員または教務主任の養成講習会修了資格取得に必要となる科目を置く。

修士課程 国際保健助産学専攻

国際保健助産学専攻の教育目標に到達するため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 幅広い視点から現象を捉える力を育成するための3つの専門分野(ウィメンズ・ヘルス・プロモーション分野、国際保健助産分野、助産学分野)科目を置く。
  2. 専門分野を超えた内容を学修するために必要な共通科目を置く。
  3. 研究能力を育成するための科目を置く。
  4. 人々の尊厳と権利を擁護する能力を育成するために、赤十字の理念である人道に関する科目を置く。

研究・教育者育成のため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. ウィメンズ・ヘルス・プロモーション分野に関する能力および研究能力を育成するための科目を置く。
  2. 国際保健助産学分野に関する能力および研究能力を育成するための科目を置く。

助産師国家試験受験資格要件及び高度実践助産師育成のため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 助産師国家試験受験資格に必要な助産学分野科目を置く。
  2. 受胎調節実地指導員資格取得のための科目を置く。
  3. ウィメンズ・ヘルス・プロモーション分野に関する能力を育成するための科目を置く。
  4. 国際保健助産学分野に関する能力および研究能力を育成するための科目を置く。

博士後期課程 看護学専攻

博士後期課程の教育目標に到達するため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施している。

  1. 分野として、基礎看護学、応用看護学(母性看護学、小児看護学、成人看護学、老年看護学、精神保健看護学、地域看護学、国際・災害看護学)、看護教育・管理学を置く。
  2. 専門領域毎に必要な特論、特別研究を置く。
  3. 高度な研究能力育成のため、看護科学特論、看護研究特論、研究計画書セミナーを共通科目に置く。

博士課程 共同災害看護学専攻

博士課程共同災害看護学専攻は、災害看護のグローバルリーダーを養成するために、教育目的・目標に基づき、以下のような方針で教育課程を編成・実施している。

  1. カリキュラムは、災害看護学の基盤となる「災害看護学の基盤を支える科目群」、災害看護学に関する専門的な知識・技術・技能を修得するための「災害看護学の専門科目群」、学生が自分の関心や課題に沿って自律的に学びを深める「インデペンデント学修科目群」および「災害看護学研究支援科目群」の4つの科目群によって構成する。
  2. 学際的および国際的視野を養い、災害看護の研究者かつ高度な実践者としての能力が修得できるように、講義に加え、演習、実習など、多様な教育方法を組み合わせて授業科目を開設する。
  3. 構成大学院(「高知県立大学大学院看護学研究科」「兵庫県立大学大学院看護学研究科」「千葉大学大学院看護学研究科」「東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科」「日本赤十字看護大学大学院看護学研究科」)は、学生が各構成大学院から10単位以上の履修ができるように必要な科目を開講する。
  4. 学修の過程で、その成果を確認するためにPreliminary Examination と Qualify Examinationを実施する。
  5. 構成大学院の専任教員による研究指導体制の下で、災害看護学に関連する理論、高度な実践や研究についての知識を統合し、災害看護学の「博士論文」を作成できるように科目を編成する。