ディプロマ・ポリシー（修了認定・学位授与の方針）

修士課程に所定の期間在学し、修了要件となる単位数を修得するとともに、学位論文審査及び最終試験に合格し、以下の能力・資質を有する人に、学位（修士（看護学））を授与する。

1. 倫理的な視点と内省に基づいた看護職者として高度な実践能力
   人道の実現に向けて、人々の尊厳と権利を擁護するために、倫理的課題を多角的に捉え、高度な看護実践や教育を行うことができる能力
2. 看護学の発展に寄与する基礎的研究能力
   既存の知見を体系的に収集・分析し、研究課題を見出し、論文として知見をまとめる能力
3. 多職種と連携・協力し課題解決に向けた方略を提案できる能力
   国内外の社会変化、研究知見、実践の動向を把握・分析し、多職種と連携 ・協力し、看護における専門分野で課題解決に向けた方略を提案できる能力

修士課程に所定の期間在学し、修了要件となる単位数を修得するとともに、学位論文審査及び最終試験に合格し、以下の能力・資質を有する人に、学位（修士（看護学））を授与する。

1. 倫理的な視点と内省に基づいた助産師として高度な実践能力
   人道の実現に向けて、人々の尊厳と権利を擁護するために、倫理的課題を多角的に捉え、高度な助産実践や教育を行うために基盤となる能力
2. 助産学の発展に寄与する基礎的研究能力
   実践における課題と既存の知識を体系的に収集・分析し、研究課題を見出し、論文として知見をまとめ、根拠に基づいた支援を考察する能力
3. 国際的視野から多職種と連携・協力し課題解決を図る能力
   国際的視野から国内外の社会変化、研究知見、実践の動向を把握することで、多職種と連携、協力し、助産分野で課題解決に向けた方略を提案できる能力

博士後期課程に所定の期間在学し、修了要件となる単位数を修得するとともに、学位論文審査及び最終試験に合格し、以下の能力を獲得し、かつそれらを統合して発揮する能力を有する人に、学位（博士（看護学））を授与する。

1. 看護における現象を深い学識をもとに捉え、看護学の発展に向けた課題を明らかにする能力
2. 倫理的課題を俯瞰的・批判的に分析し、人々の尊厳と権利を擁護する方略を提言する能力
3. 看護学の発展に寄与する研究を独立して推進する能力
4. 学際的に協働し、リーダーシップを発揮する能力
5. 世界的視野をもち、よりよい社会を創造するためにエビデンスに基づいた発信・提言をする能力
6. 自己研鑽を続けるとともに、次世代の成長を促す能力

博士課程共同災害看護学専攻に所定の期間在学し、修了要件となる単位数を修得するとともに、博士論文の審査及び最終試験に合格し、以下の要件を満たす者に学位を授与する。学位の名称は、博士（看護学）とし、Disaster Nursing Global Leader を付記する。

1. 人間の安全保障を理念として、いかなる災害状況でも「その人らしく健康に生きる」ことを支援することができる能力を有している。
2. 災害サイクル諸局面において「健康に生きるための政策提案」に取り組むことができる能力を有している。
3. グローバルな視点から安全安心社会の実現に向けて、産学官との連携を築き、制度やシステムを変革できる能力を有している。
4. 学際的な視点、国際的な視点から災害看護学を構築し、災害看護学を研究開発できる能力を有している。