入学者受入れの方針
本学では、赤十字の理念に基づき、看護の実践と研究に必要な基礎的能力を持ち、人類と国際社会に貢献できる、幅広い教養と豊かな人間性のある人材を育てることを目指しています。そのために、次のような学生を求めています。
- 赤十字理念である人道(Humanity)に共感し、自分も他者も大切にできる人
- 看護学を学ぶために必要な基礎学力を持ち、論理的に考えることができる人
- 感性が豊かで、多様な人とコミュニケーションをとることができる人
- 看護に関する学問・実践の楽しさや深さを発見し、持続的に学ぼうとする意欲を持つ人
総合型選抜、3種類の学校推薦型選抜、個別学力試験を課する一般選抜、及び大学入学共通テストを利用する4種類の一般選抜というさまざまな入学者選抜方式を採用し、多様な人材を受け入れることを目指しています。
総合型選抜
健康・生活・社会・国際・自然・環境などに対する深い関心、熱意をもって取り組んできた独自な活動の実績と、基礎学力、表現力、コミュニケーション能力を有し、将来看護の専門職者として活動する明確なビジョンと強い意志を持つ者を、多面的・総合的な評価により選抜します。
また、多様な背景に拠って学ぶ機会に制限がある意欲・能力のある者を、その負担に配慮して選抜します。
基礎学力・表現力:英語(外部検定試験)、小論文
活動の実績・学ぶ意欲・活動ビジョン・表現力・コミュニケーション能力:書類審査、面接(個人面接)
学校推薦型選抜
総合的な基礎学力とコミュニケーション能力・学ぶ意欲を有する者を選抜します。指定校推薦選抜、公募推薦選抜、赤十字特別選抜(学校推薦型)の3種類があります。特に、赤十字特別選抜(学校推薦型)では、赤十字の理念を理解し、将来日本赤十字社の看護専門職者として活躍する強い意志を有する者を選抜します。
- 公募推薦選抜、赤十字特別選抜(学校推薦型)
基礎学力:調査書「全体の学習成績の状況」、国語(資料読解・記述式問題を含む)
コミュニケーション能力・学ぶ意欲:面接(個人面接)
- 指定校推薦選抜
基礎学力:調査書「全体の学習成績の状況」
コミュニケーション能力・学ぶ意欲:面接(個人面接)
一般選抜
リテラシー(読解記述力)と理数系科目の基礎学力及びコミュニケーション能力・学ぶ意欲についてバランスが取れた者を選抜します。
基礎学力:英語、国語(記述式問題を含む)、理数系選択科目(数学、生物、生物基礎と化学基礎から1科目選択)
コミュニケーション能力・学ぶ意欲:面接(個人面接)
大学入学共通テスト利用選抜
基礎学力を重視して選抜します。試験科目によって4種類の入学者選抜試験があります。
- Ⅰ-A:理数系の基礎学力を審査
英語(リーディング及びリスニング)、数学Ⅰ,数学A、理数系選択科目(数学Ⅱ,数学B,数学C、生物、化学、物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎から1科目選択)
※『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』は、「化学基礎」と「生物基礎」を選択解答すること。
- Ⅱ:リテラシー(読解力)もしくは理数系の基礎学力、及び総合的学力を審査
基礎学力:英語(リーディング及びリスニング)、選択科目(数学Ⅰ,数学A、国語(近代以降の文章)、生物、化学、物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎から2科目選択)
※選択科目は、数学Ⅰ,数学A、国語(近代以降の文章)から必ず1つ以上選択すること。
※『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』は、「化学基礎」と「生物基礎」を選択解答すること。
総合的学力:小論文
- 赤十字6看護大学連携併願選抜:リテラシー(読解力)及び理数系の基礎学力を審査
英語(リーディング及びリスニング)、国語(近代以降の文章)、理数系選択科目(数学Ⅰ,数学A、数学Ⅱ,数学B,数学C、物理、化学、生物、地学、物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎から1科目選択)
※『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』は、2出題範囲を選択解答すること。
入学までに身につけてほしいこと
本学入学後は、看護学を修得するための独自のカリキュラムに沿って学び、ディプロマ・ポリシーに定める8つの力を身につけることを目指します。
そのために、大学入学資格取得に必要な教育課程(または試験)における基本的な国語の読解記述力と英語力、及び生物・化学・数学の基礎学力を身につけておくことが望まれます。
また、多様な価値観を持つ人々と関係を築いていくためのコミュニケーション能力も重要となります。
「学力の3要素」に関する評価方法・比重等
※総合型選抜で利用する英語外部検定試験は、4技能によるスコアを求めます。
※学校推薦型選抜では、高等学校の学習成績を全体的に把握して評価することを目的に、調査書の「全体の学習成績の状況」を出願要件として利用します。
※学校推薦型選抜及び一般選抜では、出願書類(調査書を含む)に記載された高等学校の段階における学習・活動の記録を面接で確認し、「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」及びコミュニケーション能力・学ぶ意欲を評価します。
アドミッション・ポリシーとディプロマ・ポリシーの整合性
本学看護学部では、赤十字の理念である「人道(Humanity)」を教育の根幹に据え、入学時に求める学生像(アドミッション・ポリシー;以下、AP)と、卒業時に身につけるべき能力(ディプロマ・ポリシー;以下、DP)との間に一貫した教育的連続性を確保しています。以下にAPとDPの整合表を示します。

アドミッション・ポリシー1では、「人道に共感し、自分も他者も大切にできる人」を求めており、これは看護専門職として不可欠な倫理観および人間尊重の態度を基盤とするものです。この資質は、卒業時に求める「倫理的視点に基づき人間の尊厳と権利を擁護する力(DP-Ⅰ)」および「多様な価値観や文化をもつ人々を理解し、関係を築く力(DP-Ⅲ)」へと発展的に結実します。また、人道的価値観を基盤とした姿勢は、人々の健康と社会生活を広い視野で捉える「グローバルな視点で関心を持つ力(DP-Ⅱ)」の涵養にもつながっています。
アドミッション・ポリシー2に掲げる「看護学を学ぶために必要な基礎学力を持ち、論理的に考えることができる人」は、看護実践および学術的探究の基盤となる能力です。この基礎学力と論理的思考力は、課題に対して主体的な思考と行動を可能にするものです。これらの能力は、在学中の教育課程を通じて、「根拠に基づいた看護を実践する力(DP-Ⅳ)」へ深化するとともに、「問いを見出し、解決に向けて探究する力(DP-Ⅴ)」の形成に寄与します。
アドミッション・ポリシー3では、「感性が豊かで、多様な人とコミュニケーションをとることができる人」を求めています。これは、対象者一人ひとりを理解し、信頼関係を築くための重要な素地であり、卒業時には「関係を築く力(DP-Ⅲ)」および「健康上の諸課題に対応する人々との連携・協働に主体的に関与する力(DP-Ⅵ)」として具現化されます。また、多様性を尊重する姿勢は、「グローバルな視点で人々の健康と社会を捉える力(DP-Ⅱ)」へと広がっていきます。
アドミッション・ポリシー4に示す「看護に関する学問・実践の楽しさや深さを発見し、持続的に学ぼうとする意欲」は、生涯にわたり成長し続ける専門職者の基盤となるものです。この主体的な学習姿勢は、「探求する力(DP-Ⅴ)」および「社会状況の変化に応じて成長し続ける力(DP-Ⅶ)」へとつながり、さらに「既成概念にとらわれず創造的に変化を生み出す力(DP-Ⅷ)」の涵養にも寄与します。
以上のように、本学ではアドミッション・ポリシーに示した入学時の資質・態度を出発点として、体系的な教育課程を通じてそれらを発展・深化させ、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力の獲得へと結びつけています。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)