領域概要紹介

領域の概要紹介

基礎看護学領域 概要

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よりよい看護ケアを提供する未来のために

基礎看護学では、よりよい看護ケアを提供する未来のために、人々の健康に貢献する看護の力と可能性を探求しています。大学院生はさまざまな理論や研究文献に学びつつ、これまでの臨床実践のなかで経験してきた出来事やその意味を話し合うことで、現象を捉えなおし、視野を広げ、あらためて看護の本質についての理解を深めています。また各自が関心を寄せる看護の現象を、研究というプロセスを通じて探究し、修士・博士論文としてまとめています。

がん看護学領域 概要

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がん看護、緩和ケア領域における現象を掘り起し、臨床の知を探求します!

がん看護学では、がん患者さんや家族の支援においてもっとも重要な「当事者の視点」を大切にしています。当事者としての患者、家族、看護師の体験のリアリティに近づき、言語化されにくい様々な臨床の知を掘り起こすこと、それらに基づいた患者・家族支援の方法論、援助論を探究することを目指しています。経験の成り立ち、現象そのものの成り立ちや意味をいかに探求するかという視座から、現象を分析、意味関連の構造を紐解くことで、現象の新たな一面が見えてくる、そんな丁寧なアプローチを大切にしています。

研究コースでは、がん看護だけではなく、緩和ケア、エンド・オブ・ㇻイフケアについて学びたい方をお待ちしています。もちろん、がん看護CNSを目指す方のコースも充実しています。そして、なによりも研究コースとがん看護CNSコースの院生が、共にこれまでの臨床経験について意見交換し、自分の考え方や実践を振り返ることが大切な学びの場となっています。

母性看護学領域 概要

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リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念に基づいたケアの質の向上を図るための研究や実践を探究

リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念に基づき、生涯を通じた女性の健康、母子、家族支援にむけて、ケアの質の向上を図るための研究や実践を探究します。具体的には、生命倫理と女性の人権、不妊・出生前診断と生殖医療、出産観・家族観と出産環境、助産ケア、母乳育児支援、母子相互作用、少子化社会と出産コスト、若者の性と中絶の問題、更年期女性の健康など、今日的課題を取り上げて現象に接近し、ケアの本質を探究すると同時に、ケアを変革するための方法を学びます。

研究指導では、ゼミ形式および個別指導を通して、大学院生が実践現場において収集したデータを多角的に丁寧に分析し、明らかにしたい現象を解明していきます。また、現象を構成している要因間の関連性や、実践的ケアの効果検証を行い、有用な研究知見を実践の場や社会に還元するための方略の開発にも力を注いでいます。

* 博士後期課程のみ

小児看護学領域 概要

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子どもの成長発達と生活環境を理解し、子どもと家族の健康を増進するための諸理論を学びます。

小児看護学(修士課程・博士後期課程)では、健康な状況にあるときや、急性期、慢性期、ターミナル、障がい、在宅などあらゆる状況にある子どもの最善の利益を基本に、子どもの成長・発達と生活環境を理解し、子どもと家族の健康を増進するための諸理論を学びます。また、その子らしく成長・発達できる子どもと家族へのケアの質向上を追求する実践と研究方法を探求します。さらに、時代の変化や子どもが過ごす文化を反映した理論とその課題を探求します。修士課程には小児看護専門看護師の教育課程も置き、高度実践看護師の育成を行っています。

成人看護領域 概要

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成人看護学は、急性期から慢性期に至るまで、疾患をもつ人びとやその家族に対するケアに関する幅広い領域を網羅しています。私たちは、皆さんの関心に沿った研究テーマを探求できるようにサポートしています。

本学の成人看護学領域の特徴のひとつは、慢性疾患看護とクリティカルケア看護の両方がひとつの領域にあるということです。
病いをもつ人とその家族は、病状が常に一定ではなく、重篤な状態の時もあれば、比較的安定している時期もあり、急性期から慢性期までさまざまな時期を体験しています。クリティカルケア看護と慢性看護の両方がある本学の成人看護学では、急性期の専門的な知識と慢性期の専門的な知識を学び合いながら、それぞれの専門性を深めていくことができるのです。
また、私たちの成人看護学では、臨床での疑問やフィールドワークを大切にし、ゼミ形式の演習でのディスカッション等を通してその内容を深めていきます。研究方法は、研究テーマに応じて量的研究または質的研究を選択しています。皆さんの関心に沿って、サポートしていきますので、安心して学んで下さい。
成人看護学領域では、ケアを良くしていきたいと思っているみなさんとご一緒に、看護を探求していけることを楽しみに、皆さんの受験をお待ちしています。

老年看護学領域 概要

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生活モデルを通して高齢者ケアの可能性について学ぶ

老年期に関する国内学の看護学及び他領域の諸理論をもとに、高齢者の生きてきた時代や社会的背景を含めて全体論的視点に立った生活モデルを通して高齢者看護の可能性について学びます。研究については、複雑な健康問題を抱える高齢者やその家族が自らの価値観や信念に基づきより健康的で質の高い生活がおくれるための看護援助について、国内外の研究文献のクリティークを行い、各自でテーマを絞って探求を深めていきます。

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精神保健看護学領域 概要

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人々がその人らしく生きることを援助する

精神保健看護学では、人間の行動や思考、感情などを対人関係のダイナミクスのなかで理解するとともに、人々がその人らしく生きることをどのように援助できるかを考えていきます。具体的な方法としては、精神科病院や地域リハビリテーション施設などでのフィールドワークを通じて参加観察を行い、ゼミで報告・分析するという方法で質的な研究を行っています。それは、その場の状況や文脈をふまえた的確な観察と関与ができるように院生をサポートするとともに、現場に根ざしたリアリティのある研究と精神保健看護の実践者の養成を目指しているからです。「実践は研究的に、研究は実践的に」が本研究室のモットーです。

実践の場でさまざまな疑問や問題意識を抱いている方、さらなる自分の可能性を開拓していきたい方、またCNSを目指す方々の挑戦をお手伝いできるような指導を行っていきたいと考えています。

地域看護学領域 概要

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地域看護学は、地域包括ケアシステム構築の中での、在宅看護、退院支援、公衆衛生看護、多職種連携といったキーワードで、地域全体における看護の役割を考えていくことを学問的に探求していきます。

地域看護のおもしろさは、対象が個人、家族、グループ、組織、地域社会と多岐に渡ること、また、社会情勢や制度・政策の動きや地域特性を考慮した看護的アプローチを展開していくことです。このおもしろさを学問的に追求するために、量的研究方法や質的研究方法を用いて、研究する力と実践する力を高めることを教員一同全力でサポートします。2025年の超高齢化社会を迎えるにあたって、看護師・保健師が力を合わせて地域での看護を展開していくことのおもしろさを共有しましょう。

平成27年度から在宅看護CNSコース(38単位)がスタート!!

在宅看護CNSコース(38単位)は、2012年に認定がはじまった社会的ニーズの高い分野です。本コースは、訪問看護だけでなく、退院支援や外来看護なども含む地域全体で活躍できる人材育成をめざしています。地域における看護を開拓する先駆者となりませんか。仲間や教員と意見交換しながら、一緒に成長していきましょう。関心のある方は、地域看護学の教員にお気軽にご相談ください。

看護教育学領域 概要

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医療現場の具体的な状況をふまえて、看護実践の能力を高める人材育成の方法を検討

修士課程・博士後期課程共に、“看護教育学”を専門領域として有している大学院は、日本では数少ないですが、本学では看護教育学を専門とする教員と共に学び、探究していくことができます。

看護教育学では、看護のおかれている医療現場の具体的な状況をふまえて看護実践の能力を高めるような人材育成の内容や方法を幅広い視点から、検討していきます。誰が、誰に、どのような目的で、何を(教育内容)教えるのか、そのためにはどのような制度・組織・機能が望ましいのか等について、看護学と教育学の理論に基づいて学習します。また、継続教育を生涯学習体系の中に明確に位置づけ、看護の専門性とキャリア開発の視点から探究します。

研究は学生の興味・関心を尊重し、看護基礎教育および看護継続教育の看護教育学全般における実践の場で生じている教育現象にみる課題の探究を、量的・質的な手法を用いて取り組めるよう支援しています。

看護学の教育・実践に対する課題解決にチャレンジしようとする意欲のある方をお待ちしています。

また、「実践コース」として、「看護教員キャリア支援コース」、「現任教育担当者キャリア支援コース」があります。「看護教員キャリア支援コース」では、高度な理論と実践力を兼ね備え、リーダーシップを発揮できるような看護教員の育成をめざすものです。厚生労働省の「専任教員養成講習会」、「教務主任養成講習会」の認定を受けており、指定された科目を履修することによって、いずれかの資格が取得できます。「現任教育担当者キャリア支援コース」では、看護教育学と看護管理学を融合した高度な理論と実践力を兼ね備えた現任教育担当者の育成をめざすものです。

看護管理学領域 概要

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革新的かつ創造的な看護管理者や看護管理学研究者の育成を目指す

看護管理学の基本概念である「看護サービス」「組織」「環境」を結ぶ「管理過程」と「政策過程」「経営管理」に関する理論的な探求を通して、革新的かつ創造的な看護管理者や看護管理学研究者の育成を目指しています。講義・演習は看護を取り巻く社会の動向に合わせたテーマに沿ったプレゼンテーションを中心に、院生の主体性を尊重しながらともに学習していきます。また、医療施設が激変する時代に求められる看護管理者の能力開発を支援するために、実務を継続しながら学習・研究ができるよう講義を集中的に組み、2年次には実務に戻り実際の看護管理を探求して論文を作成していくような学習プログラムを取り入れております。

研究のテーマとしては医療制度・政策等の変化に伴う看護業務や看護師・看護管理者の行動や考えの変化等、対象・内容・研究方法ともに幅広く行われております。看護サービス管理、経営、政策に興味のある方、疑問への解決方法を見出したい方など、学習意欲のある方々の参加を望んでおります。

国際・災害看護学領域 概要

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健康の格差や災害にかかわる課題に、看護の知と実践で取り組みます。

国際看護学、災害看護学を基盤に、論理的思考に裏打ちされた実践力を培います。世界的視野から現象を多面的にとらえ、地域の人々の暮らしに寄り添いながら活動をするために、時には看護学以外のさまざまな学問体系や理論を学びつつ、国際看護学、災害看護学の担い手になられることを目指します。

国際保健助産学専攻 概要

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助産を通した国際貢献を目指すとともに、女性の健康と安全を保証する科学的かつ倫理的なエビデンスと技能を創出します。

本領域では、グローバルな視点から助産を通した国際貢献を目指すとともに、女性の健康と安全を保証する科学的かつ倫理的なエビデンスと技能を創出します。

昨今の保健・医療・福祉領域では、実践および教育、管理のできる高度な国際的専門職業人が求められており、本学では社会のニーズに応じた高度実践力かつ国際的な視野を持つ助産師を育成するために、2007年より修士課程において国際保健助産学専攻を設置しています。

本領域では、国際人道法のもとに赤十字活動を学び、グローバルスタンダードに基づいた助産やウイメンズヘルスの理論と実践について修得できるよう支援します。また、助産の諸現象や、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、女性の健康支援に関する最新かつ適切なエビデンスを活用しながら、専門家として自律して活動・恊働できる能力を育成します。さらに、研究活動、実習や教育の実践を通して、先進的かつ批判的な観点から助産ケアの質向上に貢献できる能力を開発します。

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