おたよりリレー 小林 寛明さん(修士課程29回生)

小林 寛明さん(修士課程29回生)

大学院看護学研究科看護学専攻修士課程
看護管理学領域  3年生

 大学院の進学を考えたのは、2021年のCOVID-19の流行の時でした。看護師として臨床現場で働く中で、将来に対する漠然とした不安から、今後のキャリアについて検討しました。検討した結果、臨床現場の看護実践の質に大きく影響する看護管理者を目指したいと考えました。そこで、看護管理領域のある大学院を調べ、日本赤十字看護大学の環境の下(人道の理念、様々な分野での研究実績、実習病院、先駆的な活動をされている先生など)で学びたいと思い、入学を決めました。
 日本赤十字大学への入学後は、主に看護管理領域と看護教育領域の授業を専攻し、様々な領域の学生と学びました。授業外でも大学院生室内で興味を持った内容を討論する機会もあり、領域に関係なく風通しの良い文化がありました。交流を通して、価値観の多様性を知り、様々な視座から看護を探求することも出来ました。さらに、看護管理領域の方々と2022年と2023年の看護科学学会へ参加し、発表出来たことは自信に繋がりました。
 日本赤十字看護大学へ入学して良かったことは、①組織や領域の枠を超えて志を共にする仲間に出会えた事、②CNS課程や助産師課程の学生、スウェーデンの学生との授業内外での交流の機会があった事、③働きながら大学院に通える環境があり、臨床での疑問を明らかに出来た事、④様々な先生からご指導を頂き、成長できる機会を与えてくれた事でした。特に、安部陽子先生と古川祐子先生から何事もチャレンジし、粘り強く進むことの大事さを教えて頂きました。
 現在は、安部陽子先生の下で同級生と切磋琢磨し、2024年3月の卒業に向けて修士論文を執筆中です。ここでの3年間の経験と思い出を大切に、卒業後も日々努力を続けていきたいと考えています。
日本赤十字看護大学大学院の開設30周年をお祝いするとともに、今後のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

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