おたよりリレー 神田 由佳さん(修士課程30回生)

神田 由佳さん(修士課程30回生)

大学院看護学研究科看護学専攻修士課程
看護管理学領域  2年生

大学院30周年によせて

 日本赤十字看護大学大学院開設30周年おめでとうございます。 
 現在看護管理学領域修士2年生として在学中です。私は、勉強に集中できるよう退職の道を選びました。自由な時間ができたからには、多くの学びを得られるよう邁進するしかありません。管理学領域だけではなく、教育学や災害看護学などの他領域、また倫理や理論などで”看護とは何か”を、改めて学ぶなど積極的に履修しています。また、ティーチングアシスタントに挑戦したり、オープンキャンパスを学部生と一緒に盛り上げたり、学内で開催される学会のお手伝いをするなど、今まで経験したことのない機会を逃さないようにしています。学校行事に参加することで、臨床実践では見えなかった教育的視点に気がつくことができ、自分の人間的成長にとても役立っています。 
 院生室では、他領域との交流もあり、皆がどのような学びを深めているかを肌で感じることができています。同期だけではなく、先輩後輩ともディスカッションすることも多く、幅広い世代の考えを聞き自分を振り返る機会にもなっています。またオンライン授業の整備もあり、日本のどこにいても顔を合わせて授業が受けられることで、東京だけではない地方の話も聞くことができています。 
 その中でも毎回刺激的で学びが多く充実した時間は、やはり自分の領域のゼミです。自分の研究のことはもちろんですが、最新の知見や、新聞や書籍で話題になっていることなど、幅広い視点での考えを気兼ねなく交わすことができています。また管理学領域は、年に2回、合同ゼミという博士を含む在学生の研究進捗を発表できる会があります。会の企画・運営・評価は学生が担い、研究のことだけではなく、事業(プロジェクト)のマネジメントの示唆を得られる機会にもなっています。 
 このような修士課程で得た学びや出逢い全ては一生の宝物となり、これからの私の支えとなるものです。日赤大学院看護管理学領域、安部陽子教授のもとで学べて本当によかった、と思っています。 
 日本赤十字看護大学大学院の今後ますますのご発展を祈念しております。 

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