看護学部(広尾キャンパス)にて令和8年6月15日(月)、さいたま看護学部(大宮キャンパス)にて6月17日(水)に、日本赤十字学園富田理事長による特別講義を実施いたしました。
各日程で2年生(看護学部は編入3年生含)を対象に、ご自身の病院勤務のご経験や『赤十字看護』についての思いを、お話いただきました。
また今回は、昨年度までの内容から変更が加わり、赤十字にまつわる動画を交えた内容で、出席学生からの感想もいくつか紹介します。
日本赤十字社の使命とは・・・
「人間の命と健康、尊厳をまもります*」 ⇒ 『人道の実践』
赤十字病院の役割とは・・・
地域医療、公的医療、国内災害救護、国際活動、看護師養成など
世界の赤十字社の中でも随一の実績と能力を持つ災害医療救護活動・・・
急性期における医療支援、復興期における生活再建支援、子どもたちに寄り添う教育支援(サマーキャンプ)
日本赤十字社の看護師養成
日本赤十字社が取り組む9つの事業*の中に『看護師等の教育』が含まれています。 富田理事長からは、ご自身の幼少期の経験、脳神経外科医として赤十字病院で30年務めた経験、日本赤十字社本社で副社長・医療事業推進本部本部長として培った経験から、赤十字看護師に対する社会の高い評価、各病院長からの絶大な信頼等について学生に伝えられました。
↓↓ 写真は当日の様子です。 ↓↓
看護職は組織を動かすため『かなめ』、チーム医療のファシリテーター、国内・国際の災害救護リーダー
「赤十字の看護師として、患者への思いやりの心をもち、患者中心の医療をこころがけ、医師と堂々と議論する力を持ち、患者のために頑張る看護師として、皆さんの活躍を期待しています!!」
最後に富田理事長から熱いメッセージをいただき、盛況のうちに終了しました。
出席者からは、
「日本赤十字社が日本の看護の歴史を作ってきた土台だと改めて知ることができました。昔から災害や戦地の過酷な現場で、命を救うために必死で活動してきた先輩たちの姿がすごく印象的でした。ただ医療的な処置をするだけじゃなくて、困っている人に寄り添うという『人道』の精神を、昔からずっと大切に受け継いできたんだと実感しました。歴史を知ることで、これから学ぶ看護の重みが少しわかった気がしました。先人たちがつないできた思いを無駄にしないように、しっかり勉強して、誰かの支えになれる看護師になりたいなと思いました。」
「性別、国籍、年齢関係なく苦しんでいる人を救う『人道』という考え方を忘れずに看護を学んでいきたいと改めて思いました。災害救護において救護員の半数は看護師であり、震災の不安や恐怖、トラウマなどの精神的ケアには看護師が不可欠だと思います。ひとりでも多くの人たちの希望となれるように日頃の授業や演習を一生懸命学修し、日本赤十字の看護師であることを誇れるようになりたいです。」
「最も印象に残ったのは、整体という技術についてのお話だった。災害や事故などによって身体が激しく損傷したご遺体を、そのままの状態でご家族に引き渡すのではなく、できる限り人間らしい姿に整え、尊厳を守ったうえで引き渡したというエピソードを知り、これこそが人道を重んじる行動なのだと感じた。」
「私たちは赤十字の一員であり、相手に安心感を与え、支える役割を担っているのだと改めて感じた。日々の授業では、知識や技術を身につけることに意識が向き、何となく学んでいるように感じることもあった。なぜ私たちは学んでいるのか、なぜその知識や技術を身につける必要があるのかを再確認することができた。看護師として患者さんの期待や信頼に応えるためには、ただ知識や技術を覚えるだけではなく、その意味や目的を理解し、相手を思いやる姿勢を持つことが大切だと感じた。」
「赤十字の教育は何が違うのか、という部分は納得すると同時に私たちが身に着けるべき能力であると実感した。寄り添う力の育成・実践的な現場体験と先輩から学ぶ国際支援・自律的判断力の強化が挙げられるとわかった。自律的判断力は災害時や救急時など、迅速な判断が求められる中で大切であり、一人一人が役割を持ったうえで、自分には何ができるのか積極的に考え、行動することが必要だと考えた。スライド内にある写真の背中に手を添える様子は、手の力によって被災者の方の不安を軽減し、安心感を与えていると考え、この『手あて』も赤十字の一つの本質であると理解した。一見些細な行動に見えたとしても、被災者にとっては大きな意味を持つと考え、その行為によってどのような影響をもたらすのか日々考えながら、身体的・精神的面にアプローチした行動を行っていきたいと思った。」
等の感想が寄せられました。
本学では、看護学部・さいたま看護学部の両学部において、理事長特別講義を自校教育の一環として実施することとしています。
*外部サイト(日本赤十字社ホームページ)に移行します。