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ラ・ソース大学交換留学を終えて

交換留学レポート

私たちは、スイスのローザンヌにあるLa Source大学へ約3 週間の交換留学に行きました。地域看護や緩和ケアに関心を持っていることを先方に事前に伝え、私たちだけのオリジナルのプログラムを作っていただきました。留学中はその分野の関連した施設に行き、スイスの仕組みや現状について学びました。

実習では、訪問看護センターと緩和ケアを行っている施設へ行きました。実際に実習を行っている学生についてまわりました。訪問看護センターでは、多くの職種が1人の対象者と関わってコミュニケーションをとっているということを学びました。緩和ケアでは、スイス独自のassisted suicideという制度があるため、医療者が患者の思いに寄り添うことが大切だと学びました。
スイスの学生は、医療行為を含めた全てのケアや、患者のアセスメントを自身で行って、ケアプランを考えていました。学生も、チームの一員として意見を言い、積極的にスタッフとコミュニケーションをとっていました。
施設に行くだけではなく、スイスの学生と共に、様々な講義に参加し、スイスの看護教育や安楽死、看護研究や文化による医療の違いについて学びました。また、技術演習にも参加して、学生と先生が多くのディスカッションをしていることに驚きました。
最終プレゼンテーションでは、交換留学で学んだことをすべて伝えることは難しかったですが、わかりやすく伝わるように考えて発表しました。
また、実習がないときは、観光に行くことができ、スイスの文化に触れることができました。2人だけで出かけたり、スイスでできた友人と出かけたり、貴重な体験をすることができました。
この留学を通して、文化の違いを知ることや相手を知ることの重要性を学びました。この実習で学んだことを本学の学生にも伝え、自分たちに何ができるか考えていきたいと思います。