修了生

在学生・卒業生の声

濃厚な教育は、全てが刺激的でした

2008年度修了生 木戸 学 さん 横浜市立みなと赤十字病院

大学院への進学は、臨床で精神的に不安定になっている患者さんへのケアに悩み、精神保健看護学を学びたいと思ったのがきっかけです。修士課程では、1年間にわたる精神科病院でのフィールドワークや、教員と院生によるスーパーヴィジョンなど、濃厚な教育を受けました。当時、精神科経験のない私にとっては、全てが刺激的でありました。

修了後は精神科病院に勤務していましたが、リエゾン精神看護専門看護師をしている研究室の先輩から、「リエゾン精神看護をやってみないか」と声をかけられました。この時、大学院に進学しようと思ったきっかけを思い出し、原点に戻る意味でもリエゾン精神看護の道に進むことにしました。平成26年には、職場の支援や研究室の教員や先輩の指導により、専門看護師(CNS)の資格を取得できました。現在も、教員に相談に乗ってもらったり、先輩から継続して指導をしてもらったりしながら、リエゾンCNSとしての活動を行っています。

大学院では、研究活動や論文執筆はもちろんですが、そこで得られた教員や院生との人間関係は、その後の様々な場面での支えとなる貴重なものだと感じています。大学院で得られた財産を、患者さんやご家族、臨床で苦闘している看護師のために役立てていきたいと思います。