学部生

在学生・卒業生の声

命を預かっている責任感をしっかり持ちながら努力していきたい

学部3年生

レベルⅠ実習は一年次に行われ、患者さんを受け持たせていただく初めての実習でした。患者さんの疾患について理解していくことや、どんなケアが必要かを考えて、実際に行っていくなど、初めてすることばかりで不安や大変だと感じることも多くありました。ケアは、血圧測定や洗髪をしたりなど基本的な技術ばかりでしたが、頭のなかでシミュレーションを何回も行ったり、授業で練習した時の資料を見返したりと、自分なりに準備をしても、とても不安で緊張しました。しかし、先生や病棟の指導者さんからアドバイスをもらいながら、一緒にケアを行っていくため、とても心強く、ケア後も改善したほうがいい点を、一緒に考えていただいたことで、次につながる学びを得ることもできました。また、一日の最後に行われるカンファレンスで、同じ病棟で実習を行っているグループの子と、わからないことや、一日を通して困ったことなどを話し合うことができ、とても心強かったです。不安なことや大変なことも多くありましたが、多くのことを学ぶことができ、これからもっと頑張らなくてはと思えた実習でした。

二年次のレベルⅡ実習は、一年次の実習に比べて、期間が長いことや、受け持ち患者さんの疾患の理解やアセスメントを行い、ケアの計画を立てるなど、患者さんとより深く関わる実習でした。疾患の状態から、どのようなケアが必要なのかを自分で考えていくことは、難しく、呼吸状態をみることなど、患者さんの安全を守るという視点から必要なケアも多くあり、命を預かっているんだという責任感もより強く感じました。また、コミュニケーションなどを通じて、精神面のケアをできるようにしていくことも大切だと思いました。どのように答えを返してよいかわからず、ただ不安な思いを聞くことしかできなかったと感じることばかりでしたが、患者さんから「話を聞いてくれて気持ちが楽になった」という言葉をもらったときは、聞くことも一つのケアになれるのかもしれないと感じられました。このレベルⅡ実習を通して、命を預かっている責任感をしっかり持ちながら、患者さんのあらゆる面に目を向けてケアを行うことのできるように、これからも努力していきたいと強く感じました。

※学年は取材当時のものです。